14スレ目の74(ななよん)の妄想集@ウィキ

妄想の断片 > 30分小説その1


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~冬の風が吹き始めた、ある雨上がりの夕暮れ時。~
~スーツ姿の彼女は、飛び出すように自動ドアを潜った。~

お疲れ様でしたーっ!

・・・ふぅ。
今日のお勤め、終了っと。
ああ、今日も大変だったなぁ・・・。
色々とミスして、怒られちゃったし・・・。
私、やっぱり、向いてないのかなぁ・・・。

・・・ダメよっ!
なに、弱気【ブルー】入ってるのよ私っ!
どんなに辛くても、大変でも一人で生きてくって決めたじゃないっ!
そうよっ!
もう、あの時のようなことは懲り懲りっ!
もう、あの時の・・・っ!!

・・・・・・なんで、泣いてるのよ。
アレは・・・アイツが、あのバカが・・・悪いんだからっ!

・・・そうね、あの歌、聴こう。
皆は『古い歌』ってバカにするけど、私はこの歌が好きよ。
だって、この歌が、”今”の私に出会わせてくれたんだもの・・・。

・・・そういえば、この歌を歌っている人。
最近、あまり名前を聞かないけれど、どうしたのかしら?
もしかして・・・。って、ことはないわよね。
こんな素敵な歌を歌える人ですもの。
きっと、今だって何処かで・・・。
ああ、一度、会って、お礼を言いたいな。

・・・ふぅー。
『今日も、元気をありがとうっ!』・・・なんてねっ。
さて、明日も頑張ろうっと!

・・・って、なんだか呆れちゃうくらいに単純なヤツね、私っ。

~人込みの中、軽く笑みをこぼした彼女は家路を急ぐ。~
~元気いっぱいな、明日の自分へ会いに行くために。~

END