勝手にコンサルティング福井
金沢カレー戦争
最終更新:
c291
-
view
詳しくは知らないが、ネット情報を中心に勘で語る。
元の元はインディアンカレーから始まるって話が目に付くんだけど、それは忘れよう。話はターバンからって事で。
元々ターバンカレーという1軒のお店が金沢工大の近くに有り人気だった。そのターバンから共同経営者(か、只の従業員かは不明)が暖簾分けして香林坊に出店する。元々有った工大ターバンは創業者がそのまま経営し、しばらくの間、ターバンが2店舗存在する状態が続いた。ところがある日、「分家」である筈の香林坊ターバンが「ターバンカレー」という商標を創業者の営む本店に無断で取得してしまい、事実上の宣戦布告に打って出た。創業者側も多少は抵抗したようだが法の前に屈するしかなかったのか、元々自分のものであった筈の「ターバン」という店名を諦めざるを得なくなり「チャンピオン」と変更する事になる。
そこからは「本来のターバンであるチャンピオン」が意地とプライドをかけ店舗の拡大や支店数の強化で「打倒(偽)ターバン」に燃えた。幸いにも工大生達を中心とする元々のコアなファン達はチャンピオンを全面支持。店名を勝ち取った分家の(偽)ターバンもチャンピオンに対抗すべく店舗を増やしたりしたが「絶滅」とまでは行かないまでも人気には火が付かず、大変な苦戦を強いられた。
チャンピオン圧倒的有利の状況下で誰もが「もはや(偽)ターバングループの死は近い」と感じていたその時、「(偽)ターバンの姉妹店」を名乗るカレーショップが新宿に忽然と現れた。それが「ゴーゴーカレー」だ。ゴーゴーカレーは瞬く間に新宿で行列の出来る人気店となり、日経トレンディのカレーチェーン選手権で3冠を達成する程の全国的評価を受けてしまう。勢いに乗るゴーゴーカレーは東京都内に増殖し、ついには地元石川に逆輸入される形で故郷に錦を飾った。
かくして本日もチャンピオンと(偽)ターバン(本家と分家)の血で血を洗う抗争は表向きドンパチする事こそ無いが露骨に繰り広げられているのだ。
ちなみに「ゴールドカレー」だが、ここがチャンピオン系であるのは間違いないようなんだけど、どうやら姉妹店とかではなく単にチャンカレグループから店ごと独立しただけみたい。つまり「ゴールドカレーもチャンピオンのライバル」って事だろう。
その他にも(偽)ターバン系列店らしい「カレーハウス ジャン」がチャンピオンの総本山である野々市の工大前店のすぐ隣に嫌がらせのように出店してみたり、恐ろしい事になっているそうだ。
その他にも(偽)ターバン系列店らしい「カレーハウス ジャン」がチャンピオンの総本山である野々市の工大前店のすぐ隣に嫌がらせのように出店してみたり、恐ろしい事になっているそうだ。
まとめると、(偽)ターバン自体は今でも大して人気がある訳では無さそうだが、その子供達(チャンピオンの孫達)が元気満々な感じで容赦ない。チャンピオン人気は根強いものの、このままゴーゴーカレーが東京を舞台に「石川のカレーは美味しいよねー。ゴーゴーカレー最高!石川県ありがとう!」などと「世界のやまちゃん@名古屋」くらいに認知されると、「(偽)ターバングループは石川の誇り」とリスペクトし出す県民も徐々に増えてくる可能性は「大」だ。何故なら今頃になってぶっちゃけると、特別こだわるコアなファンにとってはともかく、多少の差こそあれ、ようはゴテゴテしたジャンク飯なんだから何だっていいっちゃー何だっていいって程度の消費者は案外多い筈だから…。
とにもかくにも、迎え撃つ立場のチャンピオンがじっくりとディフェンシブに地元展開にこだわり続けるのか、それとも「打倒ゴーゴー」ののろしを上げて東京でも暴れるつもりなのか、今後の金沢カレー戦争からは目が離せないぜ!
↓参考リンク↓
カレーのチャンピオン
ターバンカレー(分家ターバン)
ゴーゴーカレー
カレーハウス ジャン
(以上、ネットの情報を中心にテキトーに考えた蟹)
一方でゴーゴーカレーは野々市役場店を開店したようだ。聖地・野々市は熱い。
思うにチャンカレ最大の弱点は、ファンの間に厳然と、あるいは漠然とある「工大前店にあらずばチャンカレにあらず」という空気感だろう。他店は工大前店の代替物として食されるイメージで、工大前店と他店との集客力の差が大きすぎる。ホームページでの店舗紹介など側面支援も無く、何らかの形でロイヤリティを支払わなければならない各店の店長はたまらないだろう。ゴールドカレーがチャンカレのライバルか身内かは不明だが、何にせよ看板を変えなければならなかった理由もそこにあるのではないか。
一方で工大前店のブランドイメージがチャンカレをチャンピオンたらしめているのも事実。自らの強みが、一方で最大の弱点になっている状況は深刻だ。
ゴーゴーカレーは石川の英雄、松井秀喜も巻き込む形でイメージ戦略にも抜かりない。チャンピオンがチャンピオンである時代の終わりは、もう始まっているのかもしれない。
(以上越)
(以上越)