勝手にコンサルティング福井
座・タイムリーふくい(20080802)
最終更新:
c291
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定点観測
観測対象
- 座・タイムリーふくい(2008年8月2日放送分)
テーマ
- えち鉄・福鉄、支持される地域鉄道への課題
丹南地域と県都福井を結ぶ福井鉄道の再生に向けた動きが中々見えてこない。ここ数年、年間乗客数160万人を確保しているものの減少に歯止めがかからず、赤字経営が続いている。支持される地域鉄道として生まれ変わるために何が必要か。政治、地域にはどんな課題が課せられていてどんな具体的行動が求められるのか議論する。
出演
司会
- 松枝隆一(福井テレビアナウンサー)
- 名越涼子(福井テレビアナウンサー)
ゲスト
- 元えちぜん鉄道社長 山岸正裕
- ふくい路面電車とまちづくりの会会長 内田桂嗣
- 県議会議員 小泉剛康
観測結果
細かい話だけど、山岸市長に勝山市長の肩書きを付けずに、「元えちぜん鉄道社長」ってだけ書くのは、どういう意図なのか分からないけど、別に山岸市長はえちぜん鉄道再建のあとに市長になったわけじゃなく、市長だから3セク会社の社長を引き受けざるをえなかったわけだから、チョット違和感。
それにしても最初に出された地図をみて思ったのは・・・なんでJRはスルーなの?えち鉄や福鉄と同様、JRの普通列車だって地域鉄道じゃないの?つーか越美北線に至っては、線路すら書いてないのはなんで??
そういえば去年、蟹と社会見学ってことで電車に乗りに行ったとき、最初は「越美北線って乗ったこと無いから試しに乗ってみるかっ!」てことで、福井駅に行って時刻表を見て、あまりの本数の少なさに驚愕し、結局えちぜん鉄道に乗ったことを思い出した。
あの悲惨な状況に比べれば、えち鉄・福鉄は全然頑張ってると思うし、座・タイムリーふくいもそんなJRの頑張らなさ加減を糾弾する特集でもやれば良いと思う。まあ今回の話とは別の話だけど。
あの悲惨な状況に比べれば、えち鉄・福鉄は全然頑張ってると思うし、座・タイムリーふくいもそんなJRの頑張らなさ加減を糾弾する特集でもやれば良いと思う。まあ今回の話とは別の話だけど。
あと年間乗客数の推移↓の件、
年度 | H15 | H16 | H17 | H18 | H19 | |
福井鉄道 | 162 | 162 | 163 | 162 | 161 | (万人) |
えちぜん鉄道 | 138 | 242 | 279 | 291 | 307 | (万人) |
さすがに番組内で内田氏からも突っ込まれてたけど、松枝アナのコメント、「福井鉄道の方…徐々に減ってきてますよね。えちぜん鉄道の方は…伸びてますね」はチョットねえ。これを見たら普通は「福井鉄道は横ばい、えちぜん鉄道は伸びてる」と評するのがフェアというか常識だろうから、この表を見せてあのコメントをしちゃうと、「松枝アナはとにかく福井鉄道はダメって方向にミスリードしようとしている」って印象になっちゃう。そのコメントが意図的なのか、単に数字を読むセンスの無さ故の勘違いなのかは良く分からないけど、まあ今後は気を付けたほうが良いと思う。
で、とにかく結論は「福井市、鯖江市、越前市が覚悟を決めて頑張れ!」であって、方法論についても「えちぜん鉄道という、一般的に成功と認知されている好例があるのだから、それを踏襲すればいい」ってことで、それ以上でも以下でも無いって感じだった。「とりあえず誰が社長になるのか?」が当面の問題みたいだけど、今日の議論を聞く感じでは、事業の枠組み作りの段階あたりまでって条件で、一旦は沿線3市の市長のうちの誰かが引き受けるべきって事なんだろうし、とは言ってもさすがに県庁所在市の市長では忙しすぎて名義貸しみたいにしかならないだろうから、結局は鯖江市長か越前市長のどちらかってことなんだろう。そこまで話が進むのなら、あとはクジ引きでもジャンケンでもいいから、恨みっこ無しでさっさと決めれば良いんじゃないかなあ。
(以上越080803)
(以上越080803)