Steve Jobs Stanford Commencement Speech 2005

"Your work is going to fill a large part of your life, and the only way to be truly satisfied is to do what you believe is great work, and the only way to do great work is to love what you do."

メキシコの漁師

メキシコ人の漁師が小さな網に魚をとってきた。
その魚はなんとも生きがいい。
それを見たアメリカ人旅行者は、
「すばらしい魚だね。どれくらいの時間、漁をしていたの」と尋ねた。
すると漁師は「そんなに長い時間じゃないよ」と答えた。
旅行者が「もっと漁をしていたら、もっと魚が獲れたんだろうね。おしいなあ」と言うと、漁師は、自分と自分の家族が食べるにはこれで十分だと言った。
「それじゃぁ、あまった時間でいったい何をするの」と旅行者が聞くと、
漁師は、「日が高くなるまでゆっくり寝て、それから漁に出る。
戻ってきたら子どもと遊んで、女房とシェスタ(昼寝)して。
夜になったら友達と一杯やって、ギターを弾いて、歌をうたって
・・・・・ああ、これでもう一日終わりだね」

すると旅行者はまじめな顔で漁師に向かってこう言った。
「ハーバード・ビジネス・スクールでMBAを取得した人間として、きみにアドバイスしよう。
いいかい、きみは毎日、もっと長い時間、漁をするべきだ。
それであまった魚は売る。お金が貯まったら大きな漁船を買う。
そうすると漁獲高は上がり、儲けも増える。
その儲けで漁船を二隻、三隻と増やしていくんだ。やがて大漁船団ができるまでね。
そうしたら仲介人に魚を売るのはやめだ。自前の水産加工工場を建てて、そこに魚を入れる。
そのころにはきみはこのちっぽけな村を出てメキシコシティーに引越し、
それからロサンゼルス、さらにはニューヨークへと進出していくだろう。
きみはマンハッタンのオフィスビルから企業の指揮をとるんだ」

漁師は尋ねた。
「そうなるまでにどれくらいかかるのかね」
「20年、いやおそらく25年でそこまでいくね」
「それからどうなるの」
「それから?そのときは本当にすごいことになるよ」と旅行者はにんまりと笑い、
「今度は株を売却して、きみは億万長者になるのさ」
「それで?」

「そうしたら引退して、海岸近くの小さな村に住んで、日が高くなるまでゆっくり寝て、日中は釣りをしたり、子どもと遊んだり、奥さんとシェスタして過ごして、夜になったら友達と一杯やって、ギターを弾いて、歌をうたってすごすんだ。どうだい。すばらしいだろう」

生命の定義

みなさん、ウイルスは生命だと考えていますか?おそらく、ほとんどの人が「イエス」と答えると思います。しかし、世の中には「ノー」と考える人も多くいます。

この問いは、すなわち生命の定義を考えるのと同義です。なので、ウイルスが生命であるか否かを考えるのは、ある意味ナンセンスです。生命の定義をきちんとすれば、ウイルスが生命であるかどうかは、自ずと決まります。生命の定義は哲学的なものから、生物学的なものまで幅広くあります。どの定義を持ってくるかで、判断が変ってしまうのです。

誰かに「ウイルスって生命だと思う?」と、聞いてみて下さい。その答えには、その人の生命の定義に関する考えが詰まっているはずです。ちなみに管理人の答えは「生命の定義による」です(卑怯な解答で申し訳ない)。

礼儀作法は人を飾り、しかもお金がかからない

中学生の時の生徒手帳に書かれていた一節です。今でも良く覚えているほど、初めて見たとき「なるほど」と納得しました。しかし、普通の中学生が礼儀作法を学ぶはずがなく、その真意を実感出来たのは最近のことです。獣医師としても、社会人としても、礼儀作法には気を使いたいものです。

「安い」、「早い」、「良い」のうち2つをとれ

ある製薬会社のモットーです。大抵のヒトはこのうちの1つを取ることは考えます。しかし,2つを取ることで,その商品価値が上がるのだそうです。この考えは,薬品だけでなく,何か価値を生み出そうという場合のよい指標になりそうです。

vet-text@wikiでは「安い」という点では完璧です。他の2つの点でも価値のあるサイトでありたいと考えています。

明日死ぬつもりで生きなさい。永遠に生きるつもりで学びなさい。

久しぶりに言葉に感銘を受けました。これは、かの有名な宗教家、インド独立の父のマハトマ・ガンディー氏の言葉です。

言葉はヒトが作り出した道具です。「言葉」という抽象的なものが(「薬」のような具体的なものではなく)、使い方次第では、ヒトの精神を鼓舞する、あるいは破壊するというのは、非常に不思議に感じます。まさに「言葉」は、「祝」であり「呪」でもあると思います。いつか「言葉」という、捕らえ所のない現象を、科学の普遍的な「言葉」、すなわち分子の働きで記述出来る時代がくるのでしょうか?

英語

最近、英語の勉強が、いかに重要かを痛感しました。しかし、勘違いしてはいけないことは、英語は手段(メディア)であるということです。何を伝えるか(コンテンツ)が重要なのです。メディアではなく、コンテンツが問われるのは、マスコミだけでなく、個人の能力においても同じことが言えると思います。

やる気

やる気が出ないことをやるにはどうすれば良いかというと、実際に少しやってみるしかないのです。一度やり始めると、その作業がやる気を生み出し、さらに作業が進み、正のフィードバックにより、やる気がますます出てきます。部屋の掃除をしたくなくても、ちょっときれいにすると、細かいところが気になり、そこを掃除していると、今度は別の場所が気になり、最終的には部屋全体を掃除してしまうことがありませんか?これは、やる気の正のフィードバックの良い例です。

逆に、やる気がないことから逃げて、実際何もやらないと、いつまで経ってもやる気は出てきません。やる気のでないことでも、何かしらのきっかけを見つけて、少しやってみることをお勧めします。意外と、やる気が出てきて、思わぬ収穫があるかもしれません。

何かを成し遂げるには10年かかる

最近、こんなページを読みました。
Teach Yourself Programming in Ten Years
タイトルの通り、プログラミングを習得するには10年かかるという内容です。しかし、それなりの成果を上げるには、どんな分野での10年はかかる、とも書いてあります。

もちろん、獣医学分野でも、同様に長い鍛錬、研削が必要でしょう。10年を学部6年間+卒後4年間と考えるか、卒後10年間と考えるかは、人それぞれですが、10年を一区切りとして将来を考えると、現実的ですっきりとした未来像が描けそうです。

科学と宗教

「宗教とは、『神が存在する』という公理をもとにして構成された世界観である。したがって、宗教について反論することは無意味なことである。結局のところ、議論の焦点は『神が存在する』という根本的な公理を認めるかどうかであり、そもそも公理の本質が『証明不可能な暗黙の了解』であるのだから、その公理を受け容れるかどうかの個人的な問題となり、一般的理論的な議論は無為である」

「『宗教を信じること』 と 『幾何学を信じること』は、証明不可能な公理を受け容れているという点で、本質的に同じことである」
(サイト「哲学的な何か、あと科学とか」から引用)

管理人にとって神は公理であり、教義は科学的論理ですね。

未来予測

生物は細胞から出来ています。細胞はタンパク質等の有機物で出来ています。有機物は炭素や水素等の原子から出来ています。この原子の振る舞いは、物理的計算で、初期値が決まれば将来が予測できます。という事は、コンピュータがさらに発達して、膨大な計算をより短時間で出来るとしたら、生物の未来までも計算できそうではないでしょうか?

これはどうやら原理的に無理なようです。不確定性原理とカオス理論の所為でしょうか。全くの専門外なので、詳しくはわかりませんが…。気になる方はググってみてください。

学問の積み重ね

宇宙→地球→環境→生態→生物→細胞→生化学→生物物理学→物理化学→物理学→数学→哲学
こう考えると獣医学は結構幅広い科学ですね。

高校時代の数学の先生に、こう言われました。
「大学に行くと、生物科では化学をやってる。化学科では物理をやってる。物理科では数学をやってる。では、数学科が何をしているかというと、哲学だ。」

その意味が、最近よくわかります。ところで哲学科って何をしてるのでしょう?

試験範囲

大学の試験前に、ある教授に試験範囲を聞いた学生がいました。
学生「先生、試験はどこからどこまでですが。」
教授「君が生まれてから、今まで習った事、全てだ。」
これを聞いて、学生はどういう反応をしたと思いますか?

"Astonishing Hypothesis"

`You,' your joys and your sorrows, your memories and your ambitions, your sense of personal identity and free will, are in fact no more than the behavior of a vast assembly of nerve cells and their associated molecules." by Francis Crick

これを聞くと虚しくなります。が、「虚しさを知る事が学問の第一歩だ」と誰かが言っていましたので、虚しくなるのも悪くありません。
最終更新:2009年05月13日 22:47