新獣医薬理学 第二版

  • 著者 伊藤 勝昭ら
  • 出版社 近代出版
  • 価格 ¥5500
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簡潔に書かれた薬理学の教科書。二色刷りで、重要な箇所がわかりやすく、図も多く含まれていて読みやすいです。各章の始めに重要事項のまとめが書いてあり、知識の整理にも役に立ちます。

初めて薬理学を学ぶに最適な教科書です。欠点としては内容が薄い事です。個々の薬の細かい注意は、他の本を参照すると良いと思います。(酒井)


新編 家畜薬理学

  • 著者 吐山 豊秋
  • 出版社 養賢堂
  • 価格 ¥6600
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家畜薬理学の一般的教科書。薬理学の総論と、代表的な薬物を学ぶには良いと思います。ヒトの薬理学の教科書では学べない、動物に対する薬効を学ぶためのものです。

残念ながら、全編白黒で、図もあまり多くなく、書式も一定していないため、読みにくくなっています。この教科書では不十分な箇所、あるいは理解しきれない箇所は、他の教科書をあたると良いでしょう。(管理人)



Plumb's Veterinary Drug Handbook

  • 著者 Donald C. Plumb
  • 出版社 Blackwell Publishing
  • 価格 ¥9974
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膨大な参考文献を基に書かれた、薬物の本。教科書ではありませんから、薬力学や、代表的な薬理作用を学ぶという目的で書かれていません。

ここの薬物がA-Z順に並んでおり、その薬理作用、副作用、容量など事細かに書いてあります。犬猫だけでなく、ウシ、ウマ、ブタなどはもちろん、薬によってはトリやは虫類に対する容量まで書いてあります。

薬理学の勉強と平行して、代表的な薬物の項を読むと、良い勉強になると思います。また、臨床実習で出てきた薬物を調べるのには最良です。日本で未承認の薬物も含まれているようなので、注意が必要です。(管理人)

臨床現場で薬を処方する場合、相互作用、代謝、ドーズ、保存、禁忌など十分な情報を得る場合には、結局はこのハンドブックが必要になります。和書でもいくつか獣医向けのハンドブックが販売されていますが、そのどれもが情報量が不十分で、和書をあくせく開いて探すなら、「Plumb's見たほうが早い」ということになってしまいます。

研究室にある自分の蔵書の中でも、一番「ちょっと借りるね」率が高いのがこのハンドブックでもあります。自分が薬の処方に関わる場合には、必ずこれで調べるようにしています。(KA)

2008年6月に第六版が出版されていました。モノクロから二色刷りになったようです。(酒井)



NEW 薬理学

  • 著者 田中 千賀子 ら
  • 出版社 南江堂
  • 価格 ¥9240
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ヒト用の薬理学の教科書。獣医学用の教科書では物足りない部分を補ってくれる教科書です。うちの大学では参考書として使われていました。

当然の事ですが、薬理作用は動物と違う可能性がありますので、この教科書を鵜呑みにして獣医薬理学関係の本を読まないのは危険です。あくまで参考書にしましょう。(管理人)


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最新 獣医治療薬マニュアル

  • 著者 
  • 出版社 インターズー
  • 価格 ¥18,900
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上述の通り、薬を処方する場合結局はPlumb'sを開くことになるんですが、ごくごく簡単に薬の概要だけを知りたい場合に開くのがこれです。世間一般の臨床獣医師さんはこの本を愛用してる方が多く、どの病院に行ってもだいたい置いてある本の一つがこれになります。Plumb'sに出会う前、薬理学の授業が始まってどうにも何から手をつけたら良いのか分からなかった時に、この本の中から研究室にある薬をピックアップして、種類別に分類していった記憶があります。入門書的な位置付けかと思います。(KA)


最終更新:2009年04月25日 12:18