Textbook of Veterinary Internal Medicine

  • 著者 Stephen J. Ettinger et al.
  • 出版社 Saunders
  • 価格 $213.20
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獣医内科学のバイブル。上下二冊セットで、2000ページを超える教科書です。内容も、かなり細かい字で、これでもか!というくらいぎっしりと書かれています。写真等はほとんどなく、白黒です。

通読するものではないと思っていたのですが、米国獣医内科学専門医の受験のためには、通読が必須だそうです。いったい何日で読むのでしょう?

残念ながら、日本語版は二つ前の版で止まっています。(管理人)



Small Animal Internal Medicine

  • 著者 Richard W. Nelson et al.
  • 出版社 Mosby
  • 価格 ¥22492
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小動物内科学の良書。Textbook of Veterinary Internal Medicineとは対照的に、図や写真が豊富で、フルカラーです。

日本語版はなぜか上下二冊に分かれており、価格も10万円ほどします。原著は改訂され、最新は第4版です。(管理人)



The 5-Minute Veterinary Consult: Canine and Feline

  • 著者 Larry P Tilley et al.
  • 出版社 Lippincott Williams & Wilkins
  • 価格 $85.05
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非常に見やすい疾患別の参考書。A-Z順で、内科疾患を中心に様々な疾患に関してまとめられています。少ないもので1ページ、多いものでも見開き2ページにまとめられているので、大変見やすいです。どの疾患も、基礎知識、診断、治療、投薬、経過、その他など、統一して書かれています。

臨床家が、診察前の5分間で、その疾患の確認をする、といった目的で書かれているようです。しかし、学生が個々の疾患を調べる時にも、非常に役に立ちます。このページ数(1500ページほど)とこの分量で、この値段は安すぎるくらいです。

欠点としては、図や写真がほとんどない事でしょうか。付属のCD-ROMには入っています。余談ですが、この本の表紙の色が、初版では緑、二版で黄色、三版では赤色です。どんどん危険な色になっています。四版が発売されました。なんと予想通り表紙は黒色です。(管理人)

とある米国内科学専門医の先生は、Resident時代にこの教科書の使用は止められていたそうです。確かにすぐ調べられるのは良いのですが、あまりにも病態生理についての記述が少なすぎるからです。やはり病気を理解するには原因→体内病理動態→症状発現を理解しなければいけないということでしょうね。(F)



Small Animal Internal Medicine (National Veterinary Medical Series for Independent Study)

  • 著者 Darcy H. Shaw et al.
  • 出版社 Williams & Wilkins
  • 価格 $39.99
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アメリカでは教科書として用いられているそうです。疾患名から詳細を掘り下げていく形式ではなく、症状から「こういった原因が考えられる」をリストアップしてゆく形式で、

「なんでこの仔は吐くんだろう・・・?」

の類症鑑別として見るには良いテキストだと思います。より実践的な(臨床的な)テキストという風に感じます。文章はごく基礎的な単語で構成されてますので、内科学全般を復習するために流し読みするには適当なテキストだと思っています。

それよりも何よりも、お値段の安さがとても素晴らしいと思います。(KA)



獣医内科学

  • 著者 日本獣医内科学アカデミー
  • 出版社 文永堂
  • 価格 ¥26250
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日本語の獣医内科学の教科書。小動物編と大動物編の二冊に分かれています。上述の二つの教科書と比べると、見劣りしてしまいますが、内科学全般にわたって書かれています。(管理人)


最終更新:2009年03月27日 17:21