勝手にコンサルティング福井
座・タイムリーふくい(20081220)
最終更新:
c291
-
view
定点観測
観測対象
- 座・タイムリーふくい(2008年12月20日放送分)
テーマ
- 「親はこう変われ、先生はこう変われ! ~子供のためにスクラムを~」
先々週に続き、教育問題の第二弾。子供達の教育に最も大切な親と先生の連携について議論する。しつけをはじめとする家庭教育と集団生活の中で行われる学校教育との連携がうまくいっていない現状がある。社会で優先される価値観は戦後の時代が下るに従って‘会社’から‘家庭’へ、そして‘個’へと変化している。そんな大人社会が子供達の教育に影を落としているのではないか。大人が自らを振り返る視点で子供への教育の課題を議論する。
司会
- 松枝隆一(福井テレビアナウンサー)
- 名越涼子(福井テレビアナウンサー)
ゲスト
- 元坂井中学校校長 組頭五十夫
- 元福井県PTA連合会会長 中井玲子
- 県教育庁企画幹 加藤良子
- 大阪教育大学監事 野口克海
観測結果
先週は市長の生出演だったから前回と連続してないのは仕方ないけど、それにしても第二弾があるなんて言ってたっけ?
2回にわたって、いわゆるケシカラン教師とかロクデモナイ親を槍玉にあげた欠席裁判が繰り広げられた訳だけど、そんな連中が土曜の朝にこの番組を見てる可能性はかなり低いし、それで改心する可能性となるともうゼロに近いと思う。という訳で内容的には第一弾でもう十分。やっぱり教育の何たるかをこの場で語るってのはチョット無理があるんだと思う。
それにしても、この番組の予告文は誰が書いてるのか分からないけど、今回に限らず偏狭な価値観による断定とか、文化な人が発した単語を消化もせずにつないだだけの妙な文章が多すぎると思う。今回の分にしても
社会で優先される価値観は戦後の時代が下るに従って‘会社’から‘家庭’へ、そして‘個’へと変化している。
って言われても・・・。「会社と家庭」や「集団と個」という二項対立って設定ならまだ納得できるけど、「戦後に会社→家庭→個と価値観が変化した」なんて、感じたことも聞いたことも無い。というか戦後60年の価値観の変遷をこんな簡単に総括できるなんて、テレビ局の人はそんなにインテリなのか、それともよく分かってないのか・・・。
番組HPの予告文なんて目くじらたてるほどのことじゃないと言えばそれまでだけど、無理に背伸びせず自分が理解出来ている範囲で文章を書けばいいのにと思う。
あと、収穫というほどじゃないけど、教育がテーマの会にはよく登場している元福井県PTA連合会会長の中井氏は、いつもPTA代表にしては不思議と物分りが良い人だなあってイメージだったけど、今回の話の中でPTA云々以前に保育士という経歴の持ち主ということが分かり、今までの数々の発言が腑に落ちた。
今回は役所の人が出てたけど、こういう人って既に分かってる事の自慢、決まってる事の説明、出来ない事の言い訳に関しては流暢だけど、問題の存在を認めて具体的な解決策を提示するって展開になると全く役に立たない。やっぱこの手のテレビ番組には役人じゃなく政治家が出てこないとダメなのかなあ。
(以上越081221)
(以上越081221)