勝手にコンサルティング福井
座・タイムリーふくい(20070929)
最終更新:
c291
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定点観測
観測対象
- 座・タイムリーふくい(2007年9月29日放送分)
テーマ
- いま、親が壊れている!
出演
司会
ゲスト
観測予定
教育の再生が叫ばれて久しいが、子供たちの教育に最も影響を及ぼす親の存在が怪しくなってきている。自分が食べないと言って子供の朝ごはんを作らない親、自分の時間が欲しいと子供に無関心な親。いま、親からの愛情を受けることができず寂しい子供が増えている。この現状はなぜ生まれたのか、どうすればいいのか?PTAの役員経験者や教育関係者が徹底討論する。
旬なところで今回のキーワードはモンスターペアレントかと思ったが、予告文を読む限りそういう話じゃないみたい。教育の話題は無駄だとは思わないけど、問題だと言われている当事者はまず登場しないので、建前だらけの欠席裁判になりがちなのが心配。
ここはあえて偏見で語るが、↑のような問題がある人って一事が万事というか、他の局面でも大なり小なり困った人って場合が多いと思う。そもそも本人の問題が大きいんだが、たった一つだけ外部的な原因をあげろと言われれば、俺は自分らしさと言う幻想を振り撒き、日本全土を王様とお姫様だらけにしてしまった、テレビや雑誌を中心としたお気楽系メディアが主犯だと思う。まあ仕組みを理解した上でやってるわけじゃないから、故意犯というより過失犯だけどね。
(以上越070927)
(以上越070927)
観測結果
原渕アナのコスプレについて
ここはさすがにスルー出来ないだろう。予想してなかっただけに、不意打ちを食らったわ。教育がテーマってだけで、コスプレの中のコスプレである女子高生ブレザー制服とは…。さすがに今週は「どうだ!」と言わんばかりの登場だった。久々にナイスチャレンジだねぇ。
なにしろ原渕アナ自体の素材が良いだけに、かわいさに関しては文句無しだ。ただ基本に忠実な制服コスプレの完成度って意味では、チョット最後の詰めが甘いんじゃないの?あんな中途半端にとんがった中途半端に細いヒールみたいな靴はおかしいし、HARUTAのローファーなんて安いんだから、最後まで手抜きをせずにやり切って欲しかった。でも繰り返すがナイスチャレンジには変わりない。
思えば、俺たちがこの番組の批評の真似事をはじめたのは、4月から司会者が変わって登場した原渕アナがコスプレっぽいことやっているのに気付き、「これは中々の上ものだから、ネットで啓蒙しようぜ!」などと蟹と二人で盛り上がり、「それだけじゃ何だから一応批評とかも書いとくか」ってのがスタートだった。原渕アナの応援?って意味合いで、調子に乗ってコスプレ姿のキャプチャー画像を載せてたら、福井テレビに怒られたあたりからサイトの内容も変質して、最近はあたかも批評が本業のような感じになってたんだが、初心に戻った心境だわ。
俺が原渕アナに対して甘いのは、もちろん「かわいいから」ってのもあるんだけど、最初に登場したときに契約アナウンサーなのかなあと思ったって理由もある。実際に原渕アナがどういう雇用契約なのかは知らないんだけど、福井ローカルでずっとずっとニュースを読み続けるってのはイメージできないし、何年か後に次のステップを考える時がくるんだろうと俺は覚悟している。その時までに一人前のアナウンサーなりタレントなりに仕上げるのは一義的には福井テレビの責任だと思うし、福井県民にも責任があるとは言わないけど、それにしても使い捨てみたいになってはマズイよなあと思うのだ。4月や5月頃の松枝アナの進行にカチンときてたのもその辺りが主な理由で「既にお前は安全地帯にいるんだからペチャクチャ喋らず、彼女にチャンスを与えて成長させる方に注力しろよ!」と思ってたんだった。
まあ余計なお世話だな…。
内容について
まず人選から。中井氏と安野氏はPTA役員経験者ってことで理解できるけど、同じポジションの人は2人もいらないような気もするし、どちらか1人で十分では。あと全体的に思ったんだが、子供について話をする場合は思春期以前と以降をある程度分けて話して欲しい。
安野氏の話は確かに具体的で分かりやすいんだけど、この前の市議選に出馬しているだけに、どういう心構えで話を聞けばいいのかチョット難しかった。PTA活動が子供のためじゃなく、親の居場所づくりに利用されているって話は分かったけど、落選したとは言え氏も市議会に自分の居場所を求めた訳だし、どっちも自分探しの延長という感じで、同族嫌悪じゃないかと思う。
ところで野口氏って何者?ネットで色々見てみたが、教育行政の中で上手く出世した人ってのは分かったけど、それ以上は良く分からなかった。話を聞く分にはとても講演慣れしてる感じなんで、どこかで野口氏の講演を聴いた番組関係者が出演依頼したって感じだろうか?あの年代の教員にありがちな視点の話が多くて、確かにホロリとするポイントもあったけど、それに対するアンサーとしては名曲「Things Ain't What They Used To Be」(by Duke Ellinton)を捧げますってぐらいしか無いわ。
テーマは「いま、親が壊れている」だが、親になった人だけが壊れていて、親になっていない人は壊れていないなんてはずも無いし、実際には「最近おかしな人が多くなった」ってことだろう。そういう「おかしな人」がコンビニの前でたむろしていた程度なら、一般の人とはもあまり関わらないし、それほど問題視されてなかったが、そろそろ年代も上がって学校やPTAなどの社会的な存在と接触を持つようになり、問題が顕在化してきたって感じかなあ。
現在は公という概念が崩壊する過程にあると思う。教育をサービスの提供と消費という概念でとらえる動きは始まったばかりで、某居酒屋チェーン社長もまだまだ引っ込まないだろう。予告で書いたが、もう既に王様とお姫様だらけの世の中になってしまってる以上、根本的には解決策はないと思う。残念だけど…。
(以上越070930)
(以上越070930)