ハルヒと親父 @ wiki

ハルヒ先輩6

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haruhioyaji

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 「ちょっと待て、ハルヒ。なんだ、その格好は?」
「あんたの高校の体操着(女子用)よ」
「なんで、おまえがそんなものを着てる?」
「加えて言うなら、あたしの母校でもあるわ」
「それは知ってる。尋ねてるのは理由だ」
「どこかの誰かさんみたいに、卒業後、使用済みの制服その他を売り捌いたりしてないの、あたしは」
「思い出は心に、衣類はタンスにしまっておけよ」
「普段はしまってあるわよ」
「今日もしまっておけよ」
「そうはいかないわ。今日はいつもと違うもの」
「何が違うんだ?」
「あんたの誕生日でしょ」
「それって、まさか……」
「そ。『プレゼントはあたし』ってやつよ」
「まてまて。それは一旦置いておくことにしよう。だが、なんで、よりにもよって体操着なんだ?」
「あんたの、その反応がすべてを物語っていると思うけど」
「あう」
「どうしても、あたしの口から聞きたいっていうなら、聞かせて上げるわ」
「うわ、待て。やっぱ、いい」
「もう遅い。あんたのスケベな心臓は、今ロック・インしたわ」
「おれを殺す気か?」
「せめて気持ちよく昇天させてあげるわ。ひとーつ、あんた、まずブルマ萌えね」
「ぎゃふん!」
「ふたーつ、そして、体操服のすきまからのぞく、おへそ萌え」
「ぎゃふん、ぎゃふん!」
「みーつ、元々あたしがあんたに気付いたのは、そのエロい視線で体操着姿のあたしを視姦してた時だったわね」
「きゅうううん」
「あ、死んじゃった」
「……言い直せ。視姦じゃない。見とれてただけだ」
「あたしが、つかつか近づいて行って、他の一年坊主たちが、蜘蛛の子散らすように逃げ去ったのに、あんただけは、じっとあたしを見てた、目もそらさずに」
「おまえに凝視されて、視線を外せる奴なんかいるもんか」
「2〜3メーターの距離ならともかく、20センチ近くになっても」
「ヘビににらまれたカエル状態だったんだ」
「あたしの唇が、あんたの口をふさいでも」
「どうせ見納めなら、死ぬ間際まで、焼き付けとこうと思ったんだ!」
「あたしゃ、メデューサか?」
「ほんとに腰が抜けて立てなかったんだ」
「別のところは、立ってたけどね」
「わー、わー、全年齢対応!」
「正直、あんなに至近で見つめ返されたのは、あたしも初めてだったわ」
「見たこともないような、どえらい美人が、マクロレンズでなきゃ撮れない近さにいるのなんて、俺だって初めてだった」
「ま、というわけで、出会いのシーンを演出してみました」
「いや、ものすごくやばいぞ、ハルヒ」
「去年まで普通に着てたもの着て、何がやばいのよ?」
「確かに物理的にはそうなんだが、今は本来着るはずのないものを着てるってだけで、社会的にというか心理的に、ものすごくイケないことをしてる感じがする。これがコスプレの真の威力か? というか、おまえだって狙って着てるんだろ?」
「まあね」
「だいたい、その体操着、ちょっと小さくなってないか?」
「胸の分だけね」
「そ、育ってるの?」
「そ、育てたんでしょ、あんたが……」
「は、反則だぞ、ハルヒ。今までオラオラ・モードだったくせに、急に顔真っ赤にしてうつむくなんて」
「確かに今、真芯をとらえた感覚があったわ」
「ま、まじに心臓が痛い」
「といいながら、うれしがってるでしょ?」
「さっきまでなら、部分的にイエスだったが……今はピンク色に白濁した脳みそに生理機能が付いて来れない」
「わかりやすく言いなさい。妄想がエロすぎて、心臓が持たないんでしょ?」
「そ、そのとおりだ。こんな企画なら予告してくれ。体操抜きで寒中水泳するようなもんだぞ」
「任せなさい。この夏、ライフセーバーの資格を取ったから、人工呼吸も心臓マッサージもお手の物よ」
「また、そんな、無駄スキルを……」
「わかってるわよ、あんた専用だからね。どんないい男が溺れてても見殺しにするから、妬かないように」
「だから無駄スキルだと……」
「それにしても、体操着だけで、こんなに引っ張るとは思わなかったわ。まだオードブル(前菜)に過ぎないわよ、キョン」
「いや、マジやばいから、一旦『わっふる』を入れてくれ」
「いいけど、『わっふる あけ』したら、もっと飛ばすわよ!!」


わっふる、わっふる、わっふる



「キョン、誘惑を免れる道はただひとつしかないわ。誘惑に負けてしまうことよ。byオスカー・ワイルド」
「格言に見えて、それ自体が誘惑になってる!」
「少しは落ち着いた?」
「こうやって背を向けてれば、なんとかしのげ……るか!? おまえの腕が、もうおれの首の前まで来てる!」
「二人でいるのに、離れてるなんて、おかしいでしょ?」
「いや、人間は『人の間』と書くのであって、時と場合に応じた距離というものが……っておい!」
「なによ?」
「この感触は……なに?」
「わかってるでしょ?」
「わかってるとも。だ、だが背中にのしかかるな」
「別にいいじゃないの」
「普通の状態ならかまわんが……、こりゃいくらなんでも反則だ。おまえ、体操着の下に『着けてない』だろ!」
「さすが、エロキョン。背中に目があるかのごとし」
「目がなくてもわかるわ! この、なんというか、ぷにっとも、ぼよおんっとも、表現がつかない感触が、他の何だって言うんだ!?」
「キョン、鼓動が敵襲を知らせる早鐘のようね」
「くっ……のわあ! 押し付けたまま『の』の字を書くな」
「ふっ、なかなか手強いわね」
「いや、もう籠絡されてる、陥落してるぞ。むきゅう」
「あら。じゃあ、いただきます」
「そんな、カマキリの雌みたいな……って、いきなり剥くな!」

「つまらない。少しは抵抗しなさい!」
「いいのか、ハルヒ?」
「え?」
「自分にとっての体操着のまばゆさに、なかなか気付けなかったが……」
「やっと気付いたのね、ニブキョン」
「ああ。これ以降は、エロキョンでいかせてもらうぞ」
 おれは、すでに体操着の上からでも、はっきりとわかるまでに固くなったハルヒの胸の先端をこするように、二本の指で撫でた。むろん二つの胸、両方をだ。
「あ…あん。いきなり、それ?」
「こんなに立たしてたら、当然だろ」
「あんたの背中にこすりつけたら、こうなったの!」
「エロハルヒ。そんなので感じてたら、もたないぞ」
「言ってくれるじゃないの」
「ああ、言ってやる。だけど、もう言うだけじゃない」
 おれは再び、指での攻撃を再開した。今度は両乳首を倒すようにふにふにと柔らかく押す。ハルヒはコレに弱いのだ。
「ああ……ああん、こ、こら、キョン!」
それから人差し指と中指の間に挟むようにして、左右リズムを変えて震わせる。
「あんた、さっきから、そこ……ばっかり。……だ、だめ!」
「ハルヒが教えたんだぞ、これ。ほんと、気持ちよくなることにどん欲だよな」
「あ、あ、わ、わるい? ああん!」
「ちっとも悪くない。ハルヒに教えてもらったこと、全部返すからな」
 右胸への指の攻撃をつづけたまま、おれはハルヒの左胸に体操着越しにキスをする。そのまま固くした舌で跳ね上げ、こすり上げる。一度口を離し、今度は強く吸い上げてやる。
「服の上からなんて! へ、へんたい! でも、気持ちいいよお」
「そうか。じゃあ、ずっと体操着の上から、してやろうか?」
「フェチキョン。もう限界。脱がせて、ちゃんとして」
「なんだって?」
 聞き返しながら、手と舌の責めは休まない。
「はっきり言わないとわからないぞ」
「ああ……ああん。じ、じらす気ね? わかったわよ。言って上げる。あんたの大好きな体操着をはぎ取って、直に舐めて!」

















































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