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SOS団がカラオケへ行く

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haruhioyaji

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 いと気高きSOS団団長が、自ら団員の「福利厚生」に頭をしぼって考えつかれたのが、本日のSOS団主催第一回超慰安カラオケ大会だ。
「組織のパフォーマンスには、何よりメンバーのモチベーションが大事だしね! この機会に、団長自らが各団員とデュエットして、士気を鼓舞するのよ!」
 団長自らが、って、この女ノリノリである。

1.みくる&団長
 「恋のバカンス」—ハモリとと踊り
 萌え効果倍増、朝比奈さんが調子はずれでなく歌い切る、ハモる。二人の踊りも完璧。練習したんじゃないか、と思うぐらい。歌い終えて、ハイタッチで喜びあう二人。こんなに息があっているのをみるのははじめて。いつもは一方的に朝比奈さんがいじられているのだが。練習したのかと尋ねると息を切らせながらも、答えない。反則な笑顔でまたハモる。「禁則事項です♪」

2.長門&団長
 「God knows」ーいつかの再現、長門、ボイス・パーカッションならぬボイス・ギターソロ
 SOS団万能娘コンボによって、カラオケ・ルームはライブ・ハウスに。ハルヒの紙がかり的歌唱力と長門の超絶的ボイス・ギター・テクニックが、二匹の竜のように螺旋を描きながら天井をつきやぶり天へと上っていく。いつのまにか廊下に黒山の人だかり。激しく床を踏み鳴らす音が店内をひとつの閉鎖空間に変える。……って、すでにカラオケじゃねえ!!

3.古泉&団長
 「Two As One/Crystal Kay×CHEMISTRY(その他、なんでもいい適当なデュエット曲)」ーさわやかカップル系デュエット
 不機嫌を隠しきれない俺。なんだか少し気分が悪い。

「なによ、単なるカラオケじゃないの。ほら、次はあんたの番よ」
 しかし、パーフェクトな3組の歌が披露された後で、おれなんかが何を歌えばいいんだ?
「あんたと歌う曲はこれよ。反論も敵前逃亡も認めないわ」
 なんでもいいが、俺はあんまり歌を知らんぞ。とくに、その、デュエット曲とかは。
「いいの。とにかく二人で歌えばデュエットなのよ。それに何を歌うかより、誰と歌うかが重要なの!」
 どういう意味だ?
「ほら、始まるわよ」

4.キョン&団長
「??」ー???

   どうだっていいみたい感じ 不器用な表情も好きだよ
   みんながいる前では いつだってそう
   まるで機嫌悪いみたい こんなやつって態度して
   見えない角度で手をつないできた

   絶対的な信頼と 対照的な行動
   絶望的な運命が ある日恋に変わる
   一方的な表現の ツンデレーション キミが
   好き わかりにくいね puppy love

   (Puppy love / Perfume 作詞、作曲:中田ヤスタカ)




古泉「なるほど、趣旨にブレのないすばらしい企画でしたね。ぼくたちはいい当て馬でしたが」
みくる「ふぇ〜ん、いっぱい練習したのにぃ」
長門「迷惑」


(参考)涼宮ハルヒのツンデレーション

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