勝手にコンサルティング福井
コンパクトシティ依存症
最終更新:
c291
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名称
- コンパクトシティ依存症
※一般的な意味はWikipediaを参照
基本情報
- 全国のやばめな地方都市に結構大規模に感染中。
- 福井では坂川優福井市長が構想実現に向けて邁進中。
- 発想のスタートラインが自治体の財政難ってあたり、半分終わって感がある。
症状
- 限界集落に象徴される過疎地域の暮らしやインフラを今後どうするのかを考え、集落の存続問題などキツイ部分にメスを入れていくかどうか考えるべきなのに、なぜかお気楽な福井駅前論争に終始してしまう。
- 構想により中心部に移住してくると想定される人は、何故かちょっと小金持ちで健康で物分りのいい人っぽい感があるが、現実はそう甘くない。それに貧乏や年齢や障害や土地への愛着により移住そのものが難しく、取り残される人こそが大きな問題なのに、それは見ないことにしてる風味。
- 中心市街地空洞化の問題点は声高に叫びつつも、「みんな郊外に快適な広い家を買い、車は2,3台所有し通勤も買い物も楽々」という中心市街地空洞化の反作用として出来たライフスタイルにより、住みやすさランキング上位に位置することは胸を張って自慢したりするから、あら不思議。
- 数十年にわたる郊外開発のおかげで、主要な公共施設がコンパクトシティ範囲外に立地しており、これらを活用する前提に立つと、メッチャ広いコンパクトシティという矛盾した現実に苦悩。
(以上越)
処方箋
- 「覆水盆に返らず」の書き取り練習。ついでにネイティブ並みの発音で「It's no use crying over spilt milk!」と福井の中心で故事成語を叫ぶ。
- 福井駅前など福井市中心部については経済原則にまかせ、落ちるところまで落ちてみる。福井の玄関口としての体裁を気にする向きもあるが、そこは馬鹿でかい看板でも立てて目隠しする。
- 大体、福井がオーバーストアなのは大方の意見が一致するところ。弱い商店は撤退するしかない。個人的には弱肉強食の淘汰の理論は好きじゃないが、2005年の郵政解散で国民挙げて構造改革を支持した時点で、もう大方の結論は出ている話。
- 駅前を意味無くウロウロする暇があったら、電車はおろかバスもまともに来ない、コンビニどころか自動販売機も無さそうで、こんなとこでどうやって暮らしてんの?っていうあちこちの集落に行き、一人暮らしのお年寄りと片っ端から話でもしてみる。
(以上越)
期待される結果
- 本格的に廃墟化して地価も賃料も地に落ちた方が権利関係も整理しやすいし、そうすれば新しい展開は自然と生まれてくる。
- 松本や宝永に同じ広さの家を建てても郊外と大して値段が変わらなくなれば、ほっといても移住者はやってくる。
- ヤバイ集落訪問活動は近い将来、本当の問題に対処しないといけない時に多分何かの役に立つ。
(以上越)