勝手にコンサルティング福井
座・タイムリーふくい(20090131)
最終更新:
c291
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定点観測
観測対象
- 座・タイムリーふくい(2009年1月31日放送分)
テーマ
- 「検証!福井市県都活性化対策特別委員会~何が議論され何が課題か~」
1月23日に開かれた福井市の県都活性化対策特別委員会。12月議会で議員から理解を得られなかった福井駅西口の再開発ビル問題が議論された。2時に始まった委員会は傍聴席が満席になる関心の高さを伺わせ5時まで3時間にわたり緊張感のある議論が交わされた。番組ではその全てを収録、委員が問題視している論点を整理しこの西口問題の課題を明らかにする。
司会
- 松枝隆一(福井テレビアナウンサー)
- 名越涼子(福井テレビアナウンサー)
ゲスト
(福井テレビ解説委員)
(福井テレビ解説委員)
- 福井県立大学 教授 中沢孝夫
- 福井新聞社 論説主幹・論説委員長 四戸友也
観測結果
不慣れな感じはあったものの、検証番組的なつくりは新しい取り組みで良かったと思う。
それにしても、○○再開発とか××移転とかって、傍観者としてテキトーな意見を言うってレベルでの興味はそそるけど、当事者の一人として正面から真面目に取り組むという意味での興味は中々出てこない。マスコミは簡単に市民が関心を持って意見を!なんていうけど、そんなの真に受けて本名さらして軽々しく突っ込んだら、ホントどんな目に合わされるんだか・・・。
多少の嫌味や嫌がらせ程度ならまだしも、場合によっては893が登場してコンクリート詰め・・・??なんてことをチョット想像してしまう。って、まあそこまでいく事はまず無いだろうけど、逆に言えば職場や地域で多少の不利益を蒙るくらいのことは当然あるという気もする訳で・・・。
これも数々の闘争で国家権力にねじ伏せられ、去勢された一般市民に染み付いたDNAみたいなものかもね。ここ何年かは内部告発する人も増えてきたけど、そういう人達も総じて不幸な道を辿らされてるし、君子危うきに近寄らずってことなんだろうなあ。まあ確かに駅前のビルに人が集まるかどうかなんて、自分の収入源や家族の生活を犠牲にするリスクを犯ししてまで論議する必要があるものとはとても思えないのも現実。
まあ簡単に言えば再開発ビルなんて、夢や希望どころか欲望や利権が渦巻き、自分の利益のためなら地域の未来がどうだのといった奇麗事はどーでもいいという人達が集まって、分捕りあいをやってるステージって印象。(あくまで印象ですよ、印象・・・)そんで、そんなうっとうしいものに近寄って物好き扱いされるくらいなら、大和田エリアでノー天気な消費者になってる方がマシってことなんじゃないかなあ。
という訳で、プロジェクトの参加者たちはそれぞれに、土地の所有権、営業権、許認可権、政治的決定権、取材権など夫々武器をもって色々やりあうわけだけど、とりあえず丸腰の一般市民としては丘の上から傍観するしかないような気がする。ただ一般市民は出来たものが気に入らなければ行かないし、買わないという強力な最終兵器を持ってるんだけどね。
アール・アイ・エーはどうなった?
まあおどろおどろしい話は置いておくとして、ホテル建設断念云々にからんで前田建設工業の撤退とか色々な話があったけど、その件はあまり触れられなかったねえ。そういえば基本設計やコンセプトはアール・アイ・エー(http://www.ria.co.jp/)って会社が担当してたと思うんだけど、それは変わってないのかなあ。
その会社が金沢で担当した案件がサイトにのってる
http://www.ria.co.jp/site/cat4page4.html
http://www.ria.co.jp/site/cat4page4.html
想像ではこの中の「ルキーナ金沢」と「リファーレ金沢」が福井駅西口再開発ビルの未来予想図に近い印象。この二つのビルは金沢駅~香林坊方面に至る金沢再開発に絡む色々なビルの中でもハッキリって失敗作だと思うし、正直言ってあれが福井駅の横にあっても賑わいの核にはならないと思う。
それは「ルキーナ金沢」や「リファーレ金沢」を見物したうえで、このビルが北陸随一の観光地であると同時に、福井や富山からも大量の買い物客を集める商業都市金沢に立地しているということを差し引いて考えれば、これと似た施設を福井駅の横に建てたときに、どういう状況になるかは簡単に分かると思う。
という訳で、相変わらず以前から主張している通り西口再開発ビル予定エリアはしばらくの間、ただ芝生や田んぼが広がるだけの何も無い広場にしておくで十分だ。まああくまで傍観者たる一般市民のつぶやきだけどね。
(以上越090201)
(以上越090201)