1.新聞情報
見出し 最低賃金12円上昇――生活保護と逆転6地域
発行日 2012年9月11日
新聞社 日本経済新聞 朝刊
面数 5面
2.要約
最低賃金では、生活保護の受給額より最低賃金で働いた場合の手取り額が少ない「逆転現象」が、北海道や東京など6地域で残った。逆転していた11地域のうち、解消したのは青森など5地域にとどまった。(94字)
3.論評
2012年度の最低賃金では、生活保護の受給額より最低賃金で働いた場合の手取り額が少ない「逆転現象」が、北海道や東京など6地域で残った。逆転していた11地域のうち、解消したのは青森など5地域にとどまった。労働側は「働く意欲が低下する」として逆転現象の早期解消を求めるが、時間はかかりそうだ。
逆転が残った6地域では2年以内の解消をめざすことで、労使が一致している。ただ、最低賃金は全国平均で10年前の663円から86円上がっている。経営者側には「中小企業の経営は厳しく、すぐに逆転を解消できるほどの大幅な引き上げは難しい」との声も残る。
今回、最低賃金の上げ幅が最も大きかったのは北海道と大阪の14円。生活保護と最低賃金の逆転幅の縮小を狙ったが、それでも今年度は逆転を解消できなかった。最低賃金の引き上げだけでなく、生活保護の見直しも必要になりそうだ。本当に働けない人が一生懸命働いて生活保護よりも少ない金額になっていたとは知らず驚いた。また未だに生活保護に頼りっぱなしで働く意欲がないと言っている人達にもっと現実を見て行動を起こして欲しいと考える。(463字)
見出し 最低賃金12円上昇――生活保護と逆転6地域
発行日 2012年9月11日
新聞社 日本経済新聞 朝刊
面数 5面
2.要約
最低賃金では、生活保護の受給額より最低賃金で働いた場合の手取り額が少ない「逆転現象」が、北海道や東京など6地域で残った。逆転していた11地域のうち、解消したのは青森など5地域にとどまった。(94字)
3.論評
2012年度の最低賃金では、生活保護の受給額より最低賃金で働いた場合の手取り額が少ない「逆転現象」が、北海道や東京など6地域で残った。逆転していた11地域のうち、解消したのは青森など5地域にとどまった。労働側は「働く意欲が低下する」として逆転現象の早期解消を求めるが、時間はかかりそうだ。
逆転が残った6地域では2年以内の解消をめざすことで、労使が一致している。ただ、最低賃金は全国平均で10年前の663円から86円上がっている。経営者側には「中小企業の経営は厳しく、すぐに逆転を解消できるほどの大幅な引き上げは難しい」との声も残る。
今回、最低賃金の上げ幅が最も大きかったのは北海道と大阪の14円。生活保護と最低賃金の逆転幅の縮小を狙ったが、それでも今年度は逆転を解消できなかった。最低賃金の引き上げだけでなく、生活保護の見直しも必要になりそうだ。本当に働けない人が一生懸命働いて生活保護よりも少ない金額になっていたとは知らず驚いた。また未だに生活保護に頼りっぱなしで働く意欲がないと言っている人達にもっと現実を見て行動を起こして欲しいと考える。(463字)