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2011年6月13日 締 切 新聞論評 学籍番号200914026 氏名 亀本啓介
1.記事情報
2.要約
大手5社の2011年3月期決算では手数料収入全体に占める投信の比率が初めて4割を超えた。大手証券が「投信頼み」を強めている。(62文字)
3.感想
東日本大震災後は株式や社債の引き受けなど法人部門が振るわず、国内株式投資が鈍っており、各社とも投信を安定的な収益源と位置付けている。野村ホールディングス、大和証券グループ本社、SMBC日興証券、みずほ証券、三菱UFJ証券ホールディングスの大手5社の前期の手数料収入は合計で1兆3100億円。株式関連が全体の約34%だったのに対して投信関連は約43%に上った。日興と三菱UFJでは投信関連の手数料収入が60%を超えた。
大震災をきっかけに株式や社債の引き受けが減っているうえ、株式売買も低調なため、大手証券の投信依存は今後さらに強まるとみられる。いくら投信が株式と比べて安全とはいえ、消極的な姿勢はかえって、景気回復に遅れが生じてしまう。こういう時こそ、大胆な投資が必要ではないだろうか。(342文字)
2011年6月13日 締 切 新聞論評 学籍番号200914026 氏名 亀本啓介
1.記事情報
- 新聞名:日本経済新聞
- 日付:2011年6月11日
- 面数:4
- 見出し:大手証券「投信頼み」一段と、手数料収入の4割超占める
2.要約
大手5社の2011年3月期決算では手数料収入全体に占める投信の比率が初めて4割を超えた。大手証券が「投信頼み」を強めている。(62文字)
3.感想
東日本大震災後は株式や社債の引き受けなど法人部門が振るわず、国内株式投資が鈍っており、各社とも投信を安定的な収益源と位置付けている。野村ホールディングス、大和証券グループ本社、SMBC日興証券、みずほ証券、三菱UFJ証券ホールディングスの大手5社の前期の手数料収入は合計で1兆3100億円。株式関連が全体の約34%だったのに対して投信関連は約43%に上った。日興と三菱UFJでは投信関連の手数料収入が60%を超えた。
大震災をきっかけに株式や社債の引き受けが減っているうえ、株式売買も低調なため、大手証券の投信依存は今後さらに強まるとみられる。いくら投信が株式と比べて安全とはいえ、消極的な姿勢はかえって、景気回復に遅れが生じてしまう。こういう時こそ、大胆な投資が必要ではないだろうか。(342文字)