A ほぼAの独白になります
B 台詞が一つだけです ギュッと凝縮

あの日の朝は、空が綺麗だったね
何処からか汐の香りがして、近所の猫があくびをしていた
ちょっと冷たい風が心地よくて、それから温かいココアを飲んで
「何処へ行くの」って君に聞いたら「何処にも行かない」って、笑ってた

それから雨が降って、雷が鳴って、傘がない君を心配したけど
そのあとはまた美しい空が現れて
その日の午後は、夕日が綺麗だったよ
水たまりに映った紅い光りがちょっと眩しかった
君と二杯分のココアを淹れて待ってた、君が遅いから冷めたけどね

あの一日は君と一緒に過ごしたかった
けどそれも、もう無理なんだっけ
どこかにまだ、君がいるような気がして
すぐ近くで、君は見ているような気がする

B「ただいま」

その言葉は、虚空に消えた

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・なんかケータイ小説みてえ
 基本的に男女不問です
 語りかけるように、そっと読んでくださると幸いです
 一応シリアス風味で書いたつもりなのにシリアスになってないのは、
 書き手の明らかな力不足です……orz
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最終更新:2010年10月17日 07:33