『チョコミントカップアイスミルク』

A:女性。26歳。ものぐさ女王様。アイスの食べ方には一家言あり。
B:男性。彼は認めないかもしれないが間違いなくMの素質あり。


A01「ねー、冷蔵庫からアイス持ってきてー」
B01「へいへい」
A02「早くー」
B02「あれ?アイスなんて入ってないぞ」
A03「どこ探してる?」
B03「そりゃアイスなんだから冷凍庫だろ」
A04「違う違う。冷蔵庫の1段目。私溶けかけの軟っこいのが好きだから、さっき移しといたの」
B04「何だそりゃ」
A05「スプーンもー」
B05「へいへい」
A06「ついでにエアコンの設定を27度のドライにしてー」
B06「少しは働け」
A07「ええー、立ったついででしょー」
B07「ものぐさめ。……ところで俺の分のアイスはないの?」
A08「半分こ」
B08「マジで?じゃあスプーンもう1本……」
A09「いいよいいよ、1本あれば。その代わりに食べさせてー。あーん」
B09「うっわ、殴りてえ。超殴りてえ」
A10「早く。疲れる。あーん」
B10「……へいへい」
A11「へへ。んー、おいし。おいしい?」
B11「……まあ」
A12「私の唾液つきチョコミント、おいしい?」
B12「がぁー!」
(※SE:BがAの頭を軽く小突く音)
A13「痛っ。何さ、叩くことないじゃん」
B13「安心しろ。今のはツッコミだ」
A14「むぅ。アイスおかわり」
B14「あのさあ、常々思ってるんだけど、お前俺のことどんな風に思ってるんだよ」
A15「大好きだよ」
B15「そうじゃなくて」
A16「ありのまま、そのまま、等身大のあなただけを日々見つめていますが、それが何か?」
B16「……あ、いや」
A17「大好きだよっ」
B17「って、それじゃ何か?ありのままの俺はアイス持って来たり食べさせたりする、パシリ
  キャラってことか!?」
A18「ついでにひとの唾液を飲んで喜ぶヘンタイ」
B18「こ、このヤロウ」
A19「何だよー、やるかー、アイスよこせー」
B19「そっちがその気ならなあー!はい、アイス」
A20「おいしー」
B20「……26」
(※SE:Aの心に何かが突き刺さる音)
B21「27、28、29、さぁんじゅ……」
(※SE:次々と何かが突き刺さる音)
A21「ストーップ!やめろー!今すぐカウントアップをやめろバカー!」
B22「時の流れは無常……痛って」
(※SE:Aが割と本気でBの頭を殴る音)
A22「やめろっての!」
B23「意外と気にしてるのな」
A23「そりゃ……ううん。だって、もらってくれるでしょ?」
B24「……努力します」
A24「へへ。アイスおかわりー」
B25「あのー、努力しますのでもう少し俺の扱い優しくして……」
A25「やっぱ夏はチョコミントに限るねー」
B26「……へいへい」