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勇者と魔王っと

魔王「おお勇者よ、あなたはなぜ勇者なのか……あなたがその名を、その職を捨ててくれるな(ら)」
勇者「ここか魔王!!」
魔王「おお、勇者!なぜこの城に!?」
勇者「やっと会えたな。貴様の根城を知ることに幾年を費やしたか……」
魔王「わしのために、登ってきたというのか?この高い塀を?茨の生い茂る道を?
   下にはわしの部下どももいて、危険だったろうに」
勇者「蔓延るけだもの達は、この聖なる剣が切り裂いた。残すは魔王、貴様のみだ!
   貴様に虐げられた人々の痛み、苦しみ、悲しみ!身を持って味わうがいい!」
魔王「他の者達など関係ない!わしとお前の気持ちが、すべて、この思いがすべて!」
勇者「……そうだ。言い訳だ。奇麗事だ。
   故郷を焼き払われ、母を、兄弟を、友を奪われたあの日から
   私は貴様への憎しみだけでここまで来た。貴様への憎しみだけで生きてきた!」
魔王「わしだけを……わしだけを見ていたというのか?」
勇者「そうだ、私は……私の存在理由は貴様を今ここで、地に屠ること!!」
魔王「そんな熱い目で見るでない……頬が熱くて、何を言っているのやら、わからなくなる……」
勇者「この憎しみで正義の炎を失おうとも、勇者の名を汚し貴様と同じものになろうと、構わない!」
魔王「同じもの……一心同体? なっ、そ、そんなまだ早いではないかっ……」
勇者「問答無用!今こそ、貴様の体を我が剣で貫いてみせよう!いくぞ魔王!」
魔王「アッー!!」