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ユートリ国 最後の聖戦

A:勇者(ゆとり第一次世代)
B:勇者と共に戦ってきた親友
C:お姫様 齢10歳


A01「ここは悪夢の墓場……人々の夢を操り 世界に混乱をもたらさんとする魔王・ナイトメアの居城……
   僕らはやっとここまでたどり着いた。人々の夢を吸い取り 僕らの故郷を絶望の地に変えた
   あの憎き魔王との戦いも ここで終わりなのだ……」

B01「おいA(エイ)……なにをぼさっとしてるんだ」
A02「あ……ああ すまない。これが最後の戦いだと思うと、こみあげるものがあってね……」
B02「ははっ、ここにきて震えがきたか。武者震いだと祈りたいね。
   ……大丈夫だな? 障気にあてられたんじゃないだろう?」
A03「心配するな、身体は万全だ。恐れはある……が、ここまで来たんだ。
   散っていった多くの命のため、ここまでの道のりを無駄にしちゃいけない。迷いはとっくにふっきれてるさ」
B03「ハッ 頼もしいぜ。オレは正直、チビっちまいそうだ。
   ……なんだよ、この強大な力は。これに比べりゃ、今までの足止めなんぞ、ビチグソみてえなもんだ……!!」
A04「ああ ひしひしと感じる……これが魔王の威力……!」
B04「A、打ち勝てるだろうか?なんて聞くんじゃないぜ、打ち買っててこそ、だ……!!」
A05「わかっている……」
B05「フッ、信頼してるぜ相棒……お前の力と、そして、A、お前自身をな……!!」
A06「ああ……行くぞ!!!」

 (SE:コンセント抜き音 ブチッ)
A07「あーーーーーーーーー!!」
C01「なにやってるんですか! 夜中までファミコンで遊んでいるんじゃありません!」
A08「あっああああ~~~~!! なんてことしてくれるんだよ、馬鹿!!
   それに ファミコンっていつの時代だ! これは、」
C02「はいはいはい、どうでもいいです。
   もう若君じゃないんですから、夜はちゃんと眠って英気を養ってくださいまし!」
A09「明日ちゃんと起きるから! させろよ!
   お前はゲームやらないから知らないかもしれんが、ラスボスの居城というのはな、セーブポイントが……」
C03「子供に子供みたいなこと言っているんじゃありません!
   明日は隣国の大臣と軍隊収縮に対する論議! その後 翌年の全世界友好スポーツ大会の開催国との会談!
   もう三十近いのですから、ムリすると翌日にたたりますよ」
A10「ちくしょう……平和なこの国が憎い! どうしてこの世界には魔王がいないんだ!? 破滅の危機がないんだ!!」
C04「魔王は、先代さま……あなたのお父様が全て倒されたと記憶しておりますが」
A11「おやじのバカ!! 息子に取り分を残しておけよバカ!!」
C05「黙らっしゃい、このゆとり王が! あなたがそんなんだから 私の旦那様の家に全部しわよせがいくのです!!
   このままでは、いつか政権を乗っ取られても文句はいえませんよ!」
A12「うるさいバカ娘! 10歳で結婚なんて不良だ不良! オレそんな風に育てた覚えはないぞこの野郎!!
   最近口調ばっかり母ちゃんに似てきやがって!!」
C06「……私を生ませた時、あなたは10代でしたでしょう。それに、政略結婚させたのは誰ですか!」
A13「誰だ!?」
C07「あなたです! 事実は覚えててくださいませ!
   それにアバズレって……まだ寝所も一緒にしていないのご存知でしょう、未成年の妊娠は母体も危ないですから」
A14「なにぃ!? お前、そんなんじゃ旦那浮気するぞ!? 大丈夫なのか!?」
C08「……ウザッ」
A15「!?」(ガーン!)
C09「先代さま……おじいさまと母上が亡くなった今、この国を牽引するのはお父様だけなのです
   せめて孫をその腕に抱いていただくまでは、しっかりと政務にとりくんでくださいまし」
A16「そ そんな お前…………お父さん悲しいぞ!! もう子作り宣言か!?」
C10「……切り落とすぞ」
A17「!?」(ガガガガーン!)

お題:悪夢・姫・信頼