作者:Elika


A01「ですから、何度も申し上げたはずです」
B01「だからといって簡単に、あきらめるわけにもいかなくってよ」
A02「……困りましたね」
B02「困らせることが目的ではないの、そのくらいわかるでしょう?」
A03「しかし……」
B03「しかしもおかしもないわ。私は本来のあなたを見てみたいの」
A04「……ですから、何度も申し上げておりますが、これがお嬢様に対する私の──」
B04「執事だとかお嬢様だとかそういうのは関係なく……ねぇ、これいつまで続けんの?」
A05「『執事とお嬢様ごっこ』も飽きたね」
B05「飽きたっていうか、無意味にもほどがあるじゃん!!」
A06「でも、他に暇つぶしって思いつかなくて」
B06「はぁ……暇ねぇ~……なんかすることないの?」
A07「じゃあ、『執事とお嬢様ごっこ』でもしようか」
B07「演技練習にいいかもね。じゃ、私お嬢様ね」
A08「じゃ、執事で。5秒前、4、3、2、1、スタート!」

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最終更新:2010年10月25日 21:36