ある昼下がり


作者:Jess ◆gaCiUyPS3E


A(男)・・・普通のサラリーマン。普通のおっさんて感じです。
B(老婆)・・・夢の中に出てくる。
N(ナレーション)・・・特に何の設定も無いですね。

昼を過ぎてもなおベンチでうなだれている男
A「はぁ・・・。あの糞課長のせいでクビになっちまった・・・。」
(↑哀れっぽい声で)
A「ちくっしょう!!」
(↑いきなり叫ぶA)
A「これから俺はどうすりゃ・・・」

そこに謎の老婆が来る。
B「おや、ここで何をしておるんじゃ。まだ若いのに寝転がってどうするんだい!」
A「うっせぇ! 黙りやがれ!」
B「黙るのはあんたじゃよ。」
A「なんだとっ!」
B「そこでずっと寝ておけ!わしゃみたいに老いてから後悔しても知らんよ?」
(↑威勢よく言う)
A「・・・まあ、そうだが・・・」
N「そう言って一瞬瞬きをした瞬間、そこに老婆はいなかった。そして椅子から落ちて目が覚めると、そこは会社だった。」
A「痛てて・・・不吉な夢だったなあ」
N「しかし、数日後、男が同じ運命を辿る事になるとは誰も知る由が無かったという・・・」
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最終更新:2010年10月24日 17:03