作曲できる奴ちょっとこい

potential

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akatonbowiki

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potential  作詞/茶子

夏は少しの寂しさを 残して去ってしまっていて、
要するにみな僕一人を 残してどこかへ行ったのだ。
冷たい風がうなじを撫ぜる、 なぜ雨が降らないのかしらん。
真っ白で冷えたその手が握る、 微笑の先にはなにがある?
今僕が求めているのは ひとつの非日常だけれど、
夏に溺れたプールには、 もう水は一滴もない、どして?
potential 僕のpotential 僕を綺麗に消してくれるよ。
potential 僕のpotential 僕を綺麗に染めてくれるよ。
フラッシュバックする記憶と、 押し当てられるビニール袋と、
数年ぶりの過呼吸は、 僕と彼女を繋げてくれる。
ビニール袋、二つの目、 息苦しさと電車の揺れ。
僕のとなりはもうむかしに 僕のナイフで切り裂かれた。
水はいつも澄んで綺麗だ、 きっと死んだりはしないだろう。
それなら流れに身を任せよう、 僕は目を閉じ、ゆっくりと倒れた。
potential 僕のpotential 僕を綺麗に消してくれるよ。
potential 僕のpotential 僕を綺麗に染めてくれるよ。
背中になにかが押し付けらる、 そのまま前に押し出される。
臓器が上にあがる感覚と、 世界に堕ちていく感覚。
最後に目にうつったのはそう、 憎んでいたはずの美しい世界。

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