4.観測とモデルのシナジー:データ同化の未来
データ同化は,観測とモデルという気象学の基盤分野の橋渡しをするものであり,両者の相乗効果(シナジー)が期待できる.データ同化は複雑で敷居が高いと思われがちだが,近年実用レベルに達してきたアンサンブルカルマンフィルタにより,高度な手法も比較的簡便に扱えるようになってきた.今後はデータ同化手法自体の高度化と共に,データ同化技術を利用した応用研究を盛んにし,更なるシナジーを創出していくことが期待される.本セッションでは,このようなデータ同化によるシナジーを着眼点とした講演及び論点を広く集め,シナジー的データ同化研究の将来像を浮かび上がらせたい.
最終更新:2009年05月11日 08:54