1.大は小を兼ねるのか:ダウンスケーリング

 ダウンスケーリングとは,統計的・物理的手法を用いたデータの空間詳細化のことである.気候モデルを用いた地球温暖化予測結果を産業や防災に利用することが求められるが,多くの全球気候モデルは250km程度の格子間隔で計算するため,地域気候を表現することができない.このため,ダウンスケーリングの重要性は非常に高まっている.ダウンスケーリングには親モデルの影響を受けやすいことや子モデルのパラメタリゼーションに依存するなどの問題も指摘されているが,それらの問題があるなかでも科学的実学的な成果が大いに期待され,それに関わるプロジェクトが世界中に林立している.本セッションでは,それらプロジェクトとは独立に,手法その他を問わず,広くダウンスケーリングの夢を語る講演を募集する.


第一日目 3月30日 (月)

10:10-10:20 
ダウンスケーリングの基礎

(稲津將 北海道大学大学院理学研究院)
10:20-10:30 
ダウンスケーリングと気候研究 
(佐藤友徳 東京大学気候システム研究センター)
10:30-10:50 
作物収量予測における統計的ダウンスケーリング手法の役割と課題 
(飯泉仁之直 農業環境技術研究所)
10:50-11:10 
中部山岳域のフェーンにおける降水の寄与 
(石崎紀子 気象研究所)
11:10-11:30 
関東における過去30年の夏季気温変化の要因分析 
(足立幸穂 筑波大学)
11:30-11:50 
地域気候モデルによる力学的ダウンスケーリングの現状と課題  
(大楽浩司 防災科学技術研究所)
11:50-12:30 
議論

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最終更新:2009年04月17日 11:39