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生活ゲーム体験談

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tsukyama

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生活ゲーム体験談  瀬戸口まつり




 体験談って一言で言ってもですね。いろいろありすぎてどこから話せばいいやら、というか、ログを見てくださいというか。ああ、まあログ読む暇は惜しいですよね、人のあれこれとかそんな読まんでも。うん、まとめもおいてあるんでそれ見てください。

 簡単にまとめると、他の方にもよくあることだったと思いますけど、アイドレスにいないので、探しに行って見つけて、会いに行ってみたらものすごく冷たくされて。
 ほんとは決まった人があるはずの人だったので、そんなつもりじゃ、なんて最初言っていたんですけど。
 だめですね。冷たくされると、せめて普通にお話しできたら、とかそんな気持ちになるじゃないですか。
 わー、お話しできたよー、ともう一回会いに行ったらいきなりデートで、そこからはジェットコースターみたいな展開でした。
 がーんとあがってどかーんと下がって、いや誤解なんですって言おうとしたけどもうこっちの話なんか耳に入れてくれなくて。すごく頑張って追いかけたけど、海に落ちて、落ちたことより、私たちは出られない小笠原という島から出て行ってしまって、もう追いかけられないということがすごくショックでした。ゲームの中で泣いたとき、外側では泣いてなかったけど泣きたい気持ちはまったく同じでした。

 宰相はいつもこういうとき、新しいのを呼んであげようかと言うんです。
 いやなんですけど、やっぱり今まで会ってた人がいいんですけど、もしどうしても取り返しがつかないならもう一度だけやってみようかな、とかいろいろ考えて(そこに落ち着くまでに考え抜いて三日かかりましたが)、もう一度やってみてそれでもだめなら私とは縁のない人なんだから、近くに寄らないで遠くから支援を送る妖精みたいな生き物になろうと思いました。
 とりあえず別の世界から来ましたなんてカミングアウトしてしまったので、両方のことがわかるだろう青と舞に相談しようと思って次のゲームにいってみたら、海におちたゲームの続きから始まって、助けてくれたのはあの人だということがわかりました。

 それで、どう言って納得してもらおうかずっと考えて、今度逃げられたらもうおしまいだと思いながら、必死に後を追いかけて。
 普段なら二時間ゲームが二時間続いていてもそんなにどうってことないんですけどね。
 さすがに緊張でくたくたになって一時間終わったところで、ゲームを止めて休む時間をいただいたんです。5分ほど。再開するときに大丈夫?と聞かれましたが、なに言うかは決まりそうになかったので、大丈夫なので始めて下さい、とお願いしました。
 ゲームの方は止まっていたので、続きからです。
 どこから話せばいいのかな、と思いながら最初の一言を口にしたら。
「ずいぶん落ち着いたな。何かあったのか」「なんでそんなに考えを切り替えられる?」って言われました。
 ええーっと思いました。
「時間を止められるのか」とも聞かれました。


 すごく敏感で用心深い人だというのは知ってたんですけど。システムの挙動まで読まれたらどうしたらいいんだろうってあのときはすごくびっくりして一瞬途方にくれました。
 今までのゲーム中で一番驚いた瞬間です。


 生活ゲームにいくと、文字にした言葉だけのやりとりでそこで会う人と意思の疎通をしなければなりません。
 だから時にはわかりやすくこちらの身振りや手振りや、表情も言葉にのせなくちゃいけない。いけないってことはないけど、多分その方がこちらの思ってることがあちらに伝わりやすい。
 それをロールプレイというらしいです。
 逆に、見せようと思ってない部分を見られてることもあります。
 要は割と普通の人付き合い(知らない人と知り合うところから)というのと大して変わらないのかもしれませんけどね。


 話がそれました。
 まーすったもんだあって。まとめとかにも書いたけどこの後もさらにすったもんだあって。それでも体当たりできるようになってなんとか一応話がまとまりましたけど。
 今思うと、最初に拒まれてた分、体当たりとか言葉以上の押しはこっちが怖がってたんだなあと思います。
 体重預けられるようになったら勲章をもらえました。
 実を言うと今でも、置いて行かれるとか信頼を失うとかそういう場面にすごくトラウマがあるみたいですが。自分の振る舞いにも気をつけて克服していきたいと思います。
 最後は決意表明になりましたが。生活ゲームいくといろんなことがありますよ、ということで。

 これから行かれる方もがんばってください。


 (本文文字数 1813文字)
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