第11回災害救助犬神奈川主催IRO試験(広域) リポート


2013年10月26日(土)~27日(日)災害救助犬神奈川主催によるIRO広域試験を開催しました。
↑↑(深い笹藪の中で犬が告知をしたため、藪を掻き分け確認に向かうハンドラー)

会 場: 静岡県 朝霧高原
審査員: 澤田和裕(IRO公認審査員)
実施日時: 2013年10月26日(土)、27日(日)   
受験頭数: 救助犬広域捜索試験A(RH-FL A)2頭 / 救助犬広域捜索試験B(RH-FL B)4頭(1頭棄権)

・試験結果
[救助犬広域捜索試験A(RH-FL A)
犬名 捜索(200点) 服従・熟練(100点) 総合得点(300点) 所属
永田/リー ♀ 180 81 261(合格) 神奈川
多田/ルナ ♀ 96 89 185 OPDES

[救助犬広域捜索試験B(RH-FL B)]
犬名 捜索(200点) 服従・熟練(100点) 総合得点(300点) 世界大会 所属
大谷/ブリス ♂ 190 94 284(合格) 出場権獲得 神奈川
勝野/ドーン ♀ 196 96 292(合格) 出場権獲得 神奈川
若月/椋 ♂ 176 94 270(合格) 出場権獲得 神奈川

注)合否について
IROの国際救助犬試験は、各課目それぞれ70%以上の得点で合格となります。ただし、総合得点で210点/300点を獲得しても、合格点に達しない課目があれば合格にはなりません。

注)2014年IRO世界大会出場権
来年度開催のIRO世界大会(開催地・スロベニア共和国)出場は当該部門のB段階試験で総合270点以上を得点し合格したペアに対して与えられます。

↑↑(台風27号の影響による雨風の残る中、慎重に足を運ぶラブラドール)
↑↑(審査員による公平で細やかな講評は参加者全員で聞き、糧とします)
↑↑(A段階試験の捜索開始前。捜索の方法や戦略について審査員に申告しています)
↑↑(犬を伏せさせ、ハンドラーが仮想遭難者を確認しています)

・総評

10月下旬でありながら、台風27号の影響により、1日目は強風と雨の中での服従試験、翌2日目は台風一過の晴天のもとでの捜索試験となりました。

捜索試験は、昨年の第9回試験と同じエリアで実施しました。
エリアに対してやや難しい風の状態でしたが、7歳齢を迎えた熟練犬のみならず、昨年の試験でA段階に合格し今回はじめてB段階試験に挑んた今年3歳齢と4歳齢の若い犬たちも世界大会出場権を獲得する、高評価の作業内容となりました。

現在の試験規則が施行されてからまもなく2年になりますが、ヨーロッパでの運用実態などをふまえ、審査する側・される側の双方が、その要求度や要点に習熟し、「練れてきた」という印象もありました。
また、昨年「実働救助犬の育成者である我々自身が、実働犬とそのハンドラーの訓練達成度を見きわめるツールとして、これまで以上に有効、適切で利用価値の高いものとなってくれたと感じます。」と総評したことを、より具体的に検証することもできたと思います。


今回の試験開催、運営にあたっても、多くの皆様の温かいご協力をいただきました。ありがとうございました。
今回の試験の内容、結果を、実働犬チームの糧として今後の訓練に活かして行きたいと考えます。(災害救助犬神奈川/勝野英樹)