2013年3月11日 町田市震災合同訓練


東京都町田市で実施された大規模合同防災訓練で、救助犬チームとして捜索シミュレーションに参加しました。

  • 主  催:町田消防署
  • 実施日時:20013年3月11日(月)9:30~11:30
  • 会  場:東京都町田市旧市庁舎
  • 参加頭数:4名/救助犬2頭

  • 参加機関:町田消防署、町田市役所災害対策本部、町田市建設業災害対策協議会、東京消防庁ハイパーレスキュー隊、町田警察署、災害救助犬神奈川(順不同)

昨年秋に新市庁舎がオープンした町田市では、旧庁舎の取り壊し工事が始まったばかりです。
そこで、その旧庁舎を利用して、3・11から2周年を迎えたこの日、町田消防署の主導により、行政と民間防災組織が協力して、約120名の要員が参加する大規模な合同訓練が実施されました。


↑↑旧町田市庁舎エントランス前に設定された、大掛かりな模擬被災現場。(資料画像/町田消防署)

↑↑実際の被災現場さながらの救助活動が行われました。(資料画像/町田消防署)

↑↑複数のエリアで同時進行された救助作業。日本の救助技術の高さを目の当たりにできる大規模訓練となりました。

午前10時、東日本大震災クラスの震災が発生。一部が倒壊した旧市庁舎内に取り残された要救助者を、各機関が連携して捜索し、救出します。
災害救助犬神奈川は、消防、警察と共に庁舎5階に向かい、瓦礫に閉じ込められた要救助者の位置を特定する役割でした。

↑↑庁舎5階部分に取り残された要救助者を検索する、町田消防特別救助隊。高度な検索機器も使用されました。この後、特別救助隊隊長より救助犬チームへの捜索要請が出され、救助犬のためサイレントタイムが設けられました。

↑↑ガラス窓の閉じられた密閉空間に総勢20名近くの救助活動にあたる隊員が活動しており、わずか数分という時間制限内の嗅覚作業としては厳しい条件の中、救助犬の捜索が行われました。画像は、1頭目の救助犬が告知をしている様子。この後、確認のため、2頭目の救助犬が投入されました。

↑↑2頭目の救助犬が確認捜索を行なっています。瓦礫に密閉性がなく、要救助者の臭気が周辺に大きく拡散してしまうことから、犬はすき間に鼻をつけ、慎重に確認し、1頭目と同じ位置で告知しました。続けて、救助犬チームの報告をうけた町田消防特別救助隊が救出救助作業を行います。

↑↑庁舎5階部分の指揮、救助作業にあたった特別救助隊の皆さん、町田消防署長と。署長は、国際消防救助隊の隊長として海外の大きな災害で救助活動の指揮に当たられたご経験から、救助犬のグローバルスタンダードとしてのIROのことをご存知でした。

町田消防署主導で実施された今回の合同訓練は、日本の救助隊の高度な救助技術を結集した素晴らしい内容でした。
その捜索救助活動の歯車の一つとして参加できたことは、実働救助犬チームとして大きな収穫です。

同時に、救助現場の皆さんに救助犬の捜索の特性や生かし方についてお伝えすること、私達自身もまた救助隊の持つ検索機器などの捜索技術について知り、互いの「違い」「特性」を知ることが、捜索リソースの一つとしての救助犬を現場でより活用していただくことにつながると感じた1日でした。


(資料画像/町田消防署)










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