2010年10月神奈川県大磯町「おおいそ防災フェア2010」救助犬実演


神奈川県大磯町からのご依頼をうけ、「おおいそ防災フェア2010」での災害時の捜索救助訓練の一環として、災害救助犬による捜索の実演を行ないました。

  • 実施日時:20010年10月11日(月・祝日)
  • 会  場:神奈川県大磯町 大磯運動公園
  • 参  加:9名、捜索作業4頭

↑(捜索作業です。このラブラドールは、最も匂いが強く出ている屋上部分に自ら上り、特定をしました)

4頭の犬たちが順番に捜索作業を披露しました。

被災者(1名)が横たわっている場所は、外壁から少し距離があり、また瓦礫内部に犬が入り込むことは簡単にはできません。

匂いは、空気の流れに乗って拡散します。
犬たちは、臭源(被災者)に少しでも近寄りたい、できるだけ近くで特定し告知したいと考えます。

この建物は密閉度がたいへん低く、梁が高く突き出た部分が煙突の役割となっていることから、半壊の天井から外に向かって空気が吹き出しています。
逆に、壁の隙間からは空気が吸い込まれているため、犬たちが壁の周辺を入念にチェックしても強い匂いがなく、なかなか答えを出すことができません。

そのため、小さな瓦礫ではありますが、どの犬も、自信を持って告知するまでに時間をかけた、慎重な作業となりました。

この後大磯町建設協会と自衛隊による救出・救助実演へと続きます。

↑(瓦礫の周囲をぐるりと取り囲むように人垣ができ、犬たちが発見、告知するたび、歓声と拍手が湧きました)

↑(展示ブースでは、災害救助犬神奈川の活動を簡単にご紹介。実働で使用する道具なども展示させていただきました)

↑(閉会式では、犬たちも整列。大勢の方が笑顔で見守って下さいました)


展示ブースでは救助犬活動についての多くのご質問等をいただき、大磯町の皆さんの災害救助犬に対する関心の高さを感じる1日となりました。








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最終更新:2010年10月13日 16:23