2018年3月 建物捜索訓練(東京都町田市)



『東京映像美術株式会社』本社社屋を使用した定例建物捜索訓練会を実施させていただきました。

  • 会場:東京都町田市
  • 協力:東京映像美術株式会社/東京Mix株式会社
  • 実施日時:2018年3月31日(土) 9:00~16:00
        2018年4月1日(日) 9:00~11:00
  • 参加頭数:7名/救助犬5頭


訓練会での具体的な練習内容はそれぞれのハンドラーが組み立てますが、事前にメンバー同士でよく相談し、目的と設定が現在の犬の様子に対して大きな齟齬が生じないよう注意を払います。

待機場所となっているスタート地点で見られるのは、こんな光景です。

↑↑階段を上った先に、捜索エリアがあり、この若いコイケル・ホンディエは捜索エリアに強くアテンションしています。ハンドラーは首輪を軽く抑えていますが、これは「犬を押し止める」のではなく、犬の意欲を鬱積させ、手を放した瞬間に力強く作業開始できるよう、犬の気持ちを整えてやることが目的です。

↑↑4歳齢のG・シェパードの待機の様子。停座の姿勢をとり落ち着いた振る舞いですが、捜索エリアに対してのしっかりとしたアテンションがあることがわかります。
捜索対象者が惹きつけたり煽ったりすることなく、犬自身の作業への理解から生まれる自信がこのアテンションを作るよう、練習を組み立てて行くのです。

↑↑解き放たれた矢のように捜索エリアへと向かうトイ・プードル。小さな身体にとって楽な階段ではありませんが、まったく頓着しません。
この場所が犬にとって既知であり、ここで何が行われるかを犬がよく理解しているからこその表現と見えますが、救助犬の捜索作業では、たとえ初めての場所であっても同じように捜索に向かえる「汎化」が不可欠です。

↑↑これは、よい作業をしたG・シェパードが達成感をみなぎらせて階段を下りてきたところです。練習では、作業完遂後に犬がこのような表現でいられることを目指し、ハンドラーもヘルパーも心を砕きます。

↑↑この夏12歳になるシニア犬ですが、体力気力に応じた練習をさせてやります。「もっとできるから、もっとやらせろ!」な気分の残る、よい設定で捜索させてやることができました。
この犬は若い犬と同様の実働はさせられませんが、ポイントで投入することができるレベルの力を維持しています。

↑↑捜索エリアでは、こんな様子が見られます。これは、犬が建具の隙間にしっかりと鼻をつけ、廊下の外からでも聞こえるほどの鼻息をたてて空気を吸い込んで匂いを引きつけようとしているところ。この嗅覚作業が自身に満ちた告知につながります。



前回2月の訓練会では、犬たちそれぞれにはっきりした課題が見られました。そこで今回は、各自の課題に徹底して取り組み、犬たちの理解度を検証できるよう、2日間連続しての訓練会を設定させていただくこととなりました。
次回の訓練会では、この2日間での学習内容をさらにブラッシュアップできるよう組み立てて行きます。

会場と機会をご提供下さいました東京映像美術株式会社ならびに今回も細やかなご配慮をいただきました施設管理スタッフの皆様に感謝申し上げます。



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