2018年2月 建物捜索訓練(東京都町田市)



本年最初の、『東京映像美術株式会社』本社社屋を使用した定例建物捜索訓練会を実施させていただきました。

  • 会場:東京都町田市
  • 協力:東京映像美術株式会社/東京Mix株式会社
  • 実施日時:2018年2月10日(土) 9:00~16:00
  • 参加頭数:7名/救助犬5頭


↑↑1才を過ぎた訓練生。捜索作業への理解が進んだことが自信につながってきました。

↑↑練習の時の隠れ役を「ヘルパー」と呼びます。ただじっと隠れていればいいのではなく、ただの「ごほうび係」でもない。
IPO防衛作業の「ヘルパー」と同じで、この作業を犬によりよく学習させるにはヘルパーの練度が大きく関わってきます。
IPO防衛のヘルパーには公認試験もあり、日本ではよく「ヘルパー先生」と呼ばれますが、救助犬を育てる上でのヘルパーは同じくらい重要な存在です。

↑↑隠れ場所は犬の課題や練度によってハンドラーがオーダーする場合もありますが、あえて「ブラインド」(ハンドラーがヘルパーの位置を知らない状態)で「犬を見る」「判断する」という課題を設けることも。
ていねいに匂いを確認する様子を見ていると・・・

↑↑やがて、はじけるように告知を開始しました。この表現であれば間違いなくここにいるだろうとハンドラーにもわかります。

↑↑捜索だけではなく、告知の様子にも犬の心情がよく表れます。生き生きと捜索し自信満々で告知できる犬を育てるために、それぞれの犬たちその時に必要なものごとを与えようと、ヘルパーたちは心を砕きます。
犬はしっかりと臭気を吸い込んでいたか、確認してから吠え始めるまでの様子はどうだったか、ヘルパーに対しての態度やごほうびの受け取り方、ハンドラーのもとに戻るまでの様子を最も近くで観察することも、ヘルパーの大きな役割。ハンドラーはヘルパーからの報告で犬たちの現在の状態を正確に把握し、次のセットにフィードバックさせます。
本当によいヘルパーになるためには、この作業に求められることを正確に理解しているだけではなく、精緻な観察から犬の心情を感じ取れるようにならなくてはなりません。
何年ものあいだ専任のヘルパーとして学び続け力を尽くしてくれるメンバーたちの存在は、チームの財産です。

↑↑廊下側のすべてのドアはぴったりと閉じられていますが、犬たちはドアと壁の間の細いすじに鼻を押し当て、臭気を強く吸い込んで、ヘルパーの存在を確かめます。犬たちは、身体だけでなく脳もフル回転させなくてはなりません。大きな労力を伴う作業です。

↑↑しっかり鼻と脳を使い「ここにいる!」と判断した時の犬の表現は自信満々。「絶対ここにいるだろ!早く出てこい!」という吹き出しを付けてやりたい感じです。

↑↑チームで最も身体の小さいトイ・プードルも、「早くぼくの順番こーい!」という態度で待機中。捜索作業は「作業」ですが、犬にとっては「遊び」なるよう作り上げます。といっても、気楽な「お遊び」ではなく、高い要求度の、ルールのある遊びとして与えてやることで、犬たちはこの作業の中で大きな達成感や歓びを勝ち取ってゆくのです。


久しぶりの室内練習となったペアが多かった今回。大きな労力を伴う室内捜索ならではのさまざまな課題があらわれ、よい練習会となりました。

会場と機会をご提供下さいました東京映像美術株式会社ならびに今回も細やかなご配慮をいただきました施設管理スタッフの皆様に感謝申し上げます。



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