2014年10月5日 震災合同訓練


昨年3月11日に実施された震災合同訓練に続き、本年も町田地域の防災諸機関が連携する大規模な合同訓練が実施され、当会も救助犬チームとして捜索訓練に参加しました。

  • 主  催:町田消防署
  • 実施日時:2014年10月5日(日)10:00~11:30
  • 会  場:東京都町田市本町田 旧・緑ケ丘小学校
  • 参加頭数:6名/救助犬3頭

  • 参加機関:東京消防庁町田消防署、町田市、町田市消防団、町田市建設業災害対策協議会、警視庁町田警察署、警視庁機動救助隊、東京消防庁災害時支援ボランティア、災害救助犬神奈川(順不同)


台風18号接近に伴い10mmを超える大雨の中での訓練となりました。
今回の訓練は、解体の進んでいる旧・緑ケ丘小学校が舞台です。鉄筋なども残る実際のコンクリート瓦礫を活用して実施されました。

午前10時頃、多摩直下を震源とするM7.3の地震が発生し、町田市内では震度6強を観測。建物の一部が崩壊し、建物内および車両内に多くの脱出不能者が取り残された、という想定のもと、当会は生存者の捜索というフェーズを担当しました。

↑↑雨の中、様々な設定での高度な救助訓練が実施されます。

↑↑「現地調整会議」より出動要請を受け、サイレントタイムが実施されるまで本部テントで待機中の災害救助犬神奈川チーム。

↑↑仮想被災者は2名、埋設箇所は知らされていません。難易度が高く、実働さながらに厳しい条件の中、犬は果敢に瓦礫を乗り越え捜索しています。

↑↑瓦礫の一部のように完全に偽装された仮想被災者の埋設箇所は、近くで見てもまったく見分けがつきません。この場所に仮想被災者がいる、ということにギャラリーからも驚きの声が上がりました。犬は瓦礫のすき間に鼻を突っ込み特定をすると、いつものようにしっかりと告知。ハンドラーは犬に近づき、状況を確認しています。

↑↑建物側は通廊に強い空気の流れがあり、より臭気が取りにくい条件でした。こういった場面でこそハンドラーのとっさの状況判断が求められます。

↑↑台風の影響が心配されましたが、無事終了。このあと、町田消防署のご厚意により、この現場で若い犬たちの瓦礫馴致訓練、瓦礫捜索訓練を実施することができました。


通常は、諸機関の連携の確認を中心にデモンストレーション的な要素が強くなることの多い防災訓練ですが、この「震災合同訓練」は、昨年に続き「救助訓練」に焦点を当て実施されました。
救助犬もまた、約5分の限られた時間内に生体2名をブラインド捜索するという厳しい条件下での作業です。

実は「捜索実演」や「防災訓練」においてここまでの要求をいただくことはごくごくまれなケースです。
特に防災訓練においての救助犬の作業は「流れの確認」というスタンスで行われることが多く、本当の意味での「捜索」を行うことはないのが一般的です。極端な例ではありますが、団体によっては、生体を隠すことなく「演技」としての捜索を見せることさえあるくらいです。

しかし、今回の震災合同訓練においては、町田消防よりの
「事前に隠し場所は教えなくていいですね」
というご提示を受け、かつ、視覚的にはまったく判別のつかない状況で難易度の高い捜索を行う、良い機会をいただきました。
IRO試験とはまた違った条件の中、ハンドラーにとっては大きな経験となり、実働チームである当会にとっては実りの多い訓練となりました。

主催された町田消防署、関係諸機関の皆様に感謝申し上げます。














































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