第12回災害救助犬神奈川主催IRO試験(瓦礫) リポート


2014年5月5日(月)~6日(火)災害救助犬神奈川主催によるIRO瓦礫試験を開催しました。
↑↑(稼働中の施設を利用した捜索会場は実際の被災現場さながらでした)

  • 会 場: 新潟県 長岡市ほか
  • 審査員: 澤田和裕(IRO公認審査員)
  • 実施日時: 2014年5月5日(月)~6日(火)
  • 運営協力: 見附市HOT DOG CLUB   
  • 受験頭数: 救助犬瓦礫捜索試験A(RH-T A)3頭 / 救助犬瓦礫捜索試験B(RH-T B)5頭

・試験結果
[救助犬広域捜索試験A(RH-T A)
犬名 捜索(200点) 服従・熟練(100点) 総合得点(300点) 所属
前澤/インディ ♂ 167 86 253(合格) 神奈川
白石/アニー ♀ 175 60 235 神奈川
野口/ボルト ♂ 152 41 193 OPDES

[救助犬広域捜索試験B(RH-T B)]
犬名 捜索(200点) 服従・熟練(100点) 総合得点(300点) 世界大会 所属
若月/椋 ♂ 192 98 290(合格) 出場権獲得 神奈川
大谷/ブリス ♂ 179 91 270(合格) 出場権獲得 神奈川
多田/ルナ ♀ 190 82 272(合格) 出場権獲得 OPDES
勝野/ドーン ♀ 88 89 172 神奈川
今村/ガンボア ♂ 197 93 290(合格) 出場権獲得 OPDES
永田/リー ♀ - - (負傷欠場) 神奈川

注)合否について
IROの国際救助犬試験は、各課目それぞれ70%以上の得点で合格となります。ただし、総合得点で210点/300点を獲得しても、合格点に達しない課目があれば合格にはなりません。

注)2014年IRO世界大会出場権
2014年9月開催のIRO世界大会(開催地・スロベニア共和国)出場は当該部門のB段階試験で総合270点以上を得点し合格したペアに対して与えられます。


↑↑(捜索スタート前。被災状況の聞き取りを詳細に行い、捜索プランを申告します)
↑↑(瓦礫の中で犬が仮想被災者を特定、その様子を審査員が確認しています)
↑↑(発見、告知をした犬をハンドラーが労います)
↑↑(様々な種類の堆積物がありましたが、犬たちはひるまずよく動きました)
↑↑(仮想被災者発見!ハンドラーも埋もれるようにして確認中)
↑↑(暗く狭い場所にも自ら入り込み確定するL・レトリーバー)
↑↑(難しい足場を犬が自ら下り仮想被災者を発見、ハンドラーが確認します)
↑↑(服従試験。水平はしこを渡るG・シェパード。課目の順番はくじ引きで決まります)
↑↑(多くのボランティアの皆様のご協力により、円滑に運営することができました)

・総評

稼働中の工場の休業日を利用して捜索試験を行う、当会としては初めての試みとなりました。

実際の災害地さながらの建築瓦礫、工場特有の金網や急で滑りやすい金属製階段、上部から空気の抜けやすい建物の形状など、犬による捜索の難易度を高いものにする要素の多い条件となりましたが、多くの犬が集中した作業を見せました。

また、ハンドラーが提示する捜索プランとその実行性についての審査員からの要求や評価に新しい要素が盛り込まれたことによって、多くのハンドラーにとって気付きや発見のある試験となりました。

私たちはコンスタントに実働を行っていますが、その都度、構築し実施した捜索プランニングが実際の現場で犬とともに行う作業に活かせたかを検証することを積み重ね、その経験をチーム育成の財産としてきました。
その実働経験をこの試験に反映させることができたか、不十分であったハンドラーは、その反省から得た多くの課題をクリアできるよう今後のトレーニングに生かしてゆき、ハンドラーとして、捜索チームとしての練度、成熟度を高めていきたいと思います。

今回の試験開催、運営にあたって、見附市HOT DOG CLUBメンバーの皆様の行き届いたご支援、ご協力をいただきました。ありがとうございました。(災害救助犬神奈川/勝野英樹)