- 名前...倉沢加奈子(くらさわ かなこ)
- 性別...女
- 年齢...22歳(大学4年生)
- 学部学科...理学部 生物学科
- 詳細な外見...身長150cm。長い黒髪を背中で一本の三つ編みにまとめている。体型は普通。顔立ちは整ってはいるが、美女というほどでもないので普通。服装は主にモノクロ色ばかりを好んで着、夏はひざ丈のスカート(一般的には普通の長さだが、身長が小さいために少し長めに見える)、冬はジーパンに赤いマフラー+黒のコート。上着の内ポケットにこっそりカッターを常備している。
- 好きなもの...コモドオオトカゲ。オムライス。チーズ。(肉体的な意味で)強いもの。
- 嫌いなもの...健康主義者。健康食品。(健康なものを食べたからと言って完全に健康になるわけではないし、健康食品なんて所詮プラシーボ効果で健康主義者を上手く釣るものでしかないと考えているため)極端なミーハー。(流行に浸ればよいというものではない)欲深い人。(どうしてそんなに幸せになるためにガツガツするのか理解できない)
- 趣味...絵本づくり。カナコ(後述)の妄想力がフルに爆発する。
- 特技...他人の相談に乗ること。暗記。計算。
- 性格...解離性同一性障害による二重人格。以下、主人格を(表)、もう一つの人格を(裏)として記述する。これより以前は両者に共通する設定。
(表)通称:カナコ
- 一人称...私
- 二人称...(年下・同級生に対して)キミ・(年上に対して)あなた・(名前で呼ぶ場合)苗字+さん
- 口調...~だねえ、~だよ
- 性格...何をしても何をされても何を見せても全て楽しいと感じる。好奇心がとても旺盛。エグイものだろうと怖いものだろうと何だっていけるクチ。やや電波がかっているところがあり、「ビルが横から倒れてドミノ倒しになればいいのに」と突然言い出すなど発想と発言がぶっ飛んでいる。柔和でつかみどころがない。何もないところでよく転ぶが、なぜか他人に迷惑がかかるようなところでは転ばない。
力仕事以外なら大体頼まれたことはこなせてしまい、どんな量の仕事を振っても、本人はすべて楽しく感じてしまうのでワーカーホリック状態。
(裏)通称:カコ
- 一人称...あたし
- 二人称...(年齢問わず)あんた・(名前で呼ぶ場合)苗字で呼び捨て
- 口調...~じゃん、~でしょ
- 性格...エゴとコンプレックスと負の感情の塊で、負けん気が強い。世の中は自分が死ねば終わりだと思っているため、基本的に自分とカナコが世界で一番大事であり、カナコのためなら人助けから殺人まで何でもやり、カナコの身の危険を感じるとすぐさま入れ替わる。ただし、基本的にカナコに絶対服従なので、それ以外のときはカナコが判断に迷ったり真に怒りを感じたときしか出てこられない。そのため周囲にカコの存在はほとんど知られていない。グロいものや怖いものにカナコ以上の耐性を持つ。
人格分裂の経緯と経歴
元の人格は一つだったが、中学2年生の夏頃に精神的な不安定から包丁で自分の腹を刺して自殺未遂を犯した。心配した両親が何か手はないのかと精神病院に連れて行ったところ、不安を取り除くための認知療法を薦められ、以後療法により精神は安定した。しかし、加奈子はその過程で「負の感情を感じないよう努力した」のではなく、「負の感情を別の人格を作って押し付ける」という方法をとってしまったため、カコという本来存在し得ない人格を形成した。(カコの名前の由来は”過去”の産物という意味と、「加奈子」の「奈」をとる=「名無し」の人格という二重の意。)医者は加奈子について、解離性同一性障害に陥っている気配はあるが、現状としては日常生活に影響がない程度なので問題ないだろうとして完治したと報告する。
自殺未遂それに伴う精神病院への通院により、加奈子が周囲から迫害されるのを恐れた両親は、医者から加奈子の精神状態が安定したと報告を受けた後、彼女を大学付近の母方の実家に預ける。そのため中学2年の秋以降は祖父祖母と3人暮らしで、大学付近に住み、転校した中学、高校も大学周辺だった。
元の人格は一つだったが、中学2年生の夏頃に精神的な不安定から包丁で自分の腹を刺して自殺未遂を犯した。心配した両親が何か手はないのかと精神病院に連れて行ったところ、不安を取り除くための認知療法を薦められ、以後療法により精神は安定した。しかし、加奈子はその過程で「負の感情を感じないよう努力した」のではなく、「負の感情を別の人格を作って押し付ける」という方法をとってしまったため、カコという本来存在し得ない人格を形成した。(カコの名前の由来は”過去”の産物という意味と、「加奈子」の「奈」をとる=「名無し」の人格という二重の意。)医者は加奈子について、解離性同一性障害に陥っている気配はあるが、現状としては日常生活に影響がない程度なので問題ないだろうとして完治したと報告する。
自殺未遂それに伴う精神病院への通院により、加奈子が周囲から迫害されるのを恐れた両親は、医者から加奈子の精神状態が安定したと報告を受けた後、彼女を大学付近の母方の実家に預ける。そのため中学2年の秋以降は祖父祖母と3人暮らしで、大学付近に住み、転校した中学、高校も大学周辺だった。
二重人格の設定
- 二人は記憶を引き継いでいる。つまり片方の人格が寝ているようなことはない。
- カナコには喜び以外の感情がほとんどなく、カコには欲望がない。カコは負の感情を押し付けられるたびに、カナコに「あんたは辛くないの? イライラしたならもっと他人を痛めつけるなり辛いと言うなりすればいいじゃない?」と言うが、カナコは意味が分からず「どうして? 私は辛くなんてないよ」と返す。そしてカナコに絶対服従のカコは欲望がないためカナコが言わなければ自分で何かをすることはない。
- 一人の中に二人が住んでいる設定なので、お互いが任意に脳内で相手と対話できる。
- カコとカナコの外見的な違いは、カナコが三つ編みを背中で垂らしているのに対し、カコが三つ編みを左肩の前に出している点。カコは出てきたときに自分で髪形を変える。
その他
- サークルは絵本創作同好会に所属。主に童話を書いたり、月に一度、付属小学校や付属図書館のイベントで読み聞かせを行うなどしている。
- 一見コミュニケーション能力がなさそうに見えるが、実はよく他人から相談を受けるほど会話上手。基本は聞き手だが相談すると的確なアドバイスが受けられるとのことで、学科内ではよく分からないけど真面目でいい人、みたいな印象を持たれている。
- 塾の講師として就職が決まった。教える教科は理科。
- 家族構成は父母(中2夏まで)、祖父母(中2夏以降)。全員仲はよいが、自殺未遂をしたせいもあり、全員加奈子を心配している。きょうだいはいない。現在の自宅である祖父母宅から大学までは自転車通学できるほど近い。
- 授業がなくて暇なせいもあるが現在はスーパーのレジ打ちと居酒屋のバイトを掛け持ち。片手間に生物関係の読書をしながら卒論を書いている。
- 運動神経は皆無。しかしカコに入れ替わると反応が良くなる。
- 恋人はいないが、本人はあまりそのことを気にしていない。寧ろ自分が二重人格であることが他人に受け入れられるとは思っていないため、誰かに好かれる自分が想像できない。ただ家族は唯一の娘が結婚もできないのは(特異な性格のせいもあり)将来的な不安がぬぐい切れず、困る、と勝手に焦っている。
<<作者コメント>>
公言しておいた通りのかなりの曲者。しかし傍から見ている分にはただの一般人なので主人公として動かそうとしなければそこまで動かしにくくはない、はず。
内面を描くことがあるときは、名前の表記、口調や人称を上手く書き分ければ結構簡単に区別ができるのではなかろうかと。
公言しておいた通りのかなりの曲者。しかし傍から見ている分にはただの一般人なので主人公として動かそうとしなければそこまで動かしにくくはない、はず。
内面を描くことがあるときは、名前の表記、口調や人称を上手く書き分ければ結構簡単に区別ができるのではなかろうかと。
恋愛(離別含む)、殺人、死亡(自殺を含む)何でも許可なく自由にさせてかまわないです。
ただし他殺に関しては、カナコの身に危険が迫ると必ずカコが守ろうとするので通り魔レベルで攻撃しても殺せないかも。安易に襲い掛かるとカコの手持ちのカッターで躊躇いもなくサクッとやられます、注意。
ただし他殺に関しては、カナコの身に危険が迫ると必ずカコが守ろうとするので通り魔レベルで攻撃しても殺せないかも。安易に襲い掛かるとカコの手持ちのカッターで躊躇いもなくサクッとやられます、注意。