『超世紀末アニキ列伝』

A:男性。チャンピオン・オブ・マッスル。すさまじい筋肉量を誇るボディビル・スター。
B:男性。若きマッチョ。得意技は多段パンプアップとマッスルビーム。
mob:Aの取り巻き。結構いっぱいいる。


mob1『ア・ニ・キ!ア・ニ・キ!』
A01「刮目せよ!これが究極の上腕二頭筋(じょうわんにとうきん)!これが至高の大胸筋(だ
  いきょうきん)!そしてこれが崇高なる大腰筋(だいようきん)と大臀筋(だいでんきん)
  だ!!」
mob2『ウォー!!いいぞ!いいぞ!ア・ニ・キ!ウルトラチャンピオン!ア・ニ・キ!!』
A02「フハハハハ!そう、吾輩こそチャンピオン!チャンピオン・オブ・マッスル!芸術と筋肉
  の神に愛された、美のイデアそのものよ!!諸君!……もっと褒めよ!美しきことは罪悪で
  はない!美しきものは孤高ではない!しかるに!吾輩は諸君に惜しむことなくこの肉体を魅
  せようぞ!」
mob3『ウォー!!ア・ニ・キ!ア・ニ・キ!』
B01「待てェい!!」
A03「ム!?何やつ!」
B02「貴様が筋肉の王者だと?それが究極の芸術だと?笑わせるな!そのような歪に膨らんだ肉
  の塊、不恰好を通り越してもはやグロテクスでさえある!」
A04「吾輩を愚弄するとは……貴様、服を脱げィ!ボディビルには言葉は要らぬ!名乗りも要ら
  ぬ!全てはこの筋肉が解決しようぞ!」
B03「ふん、望むところだ!」
(※SE:バサァ!と雄々しく着衣を剥ぎ取る音)
B04「パンプ・アァップ!!」
A05「……ほう。貴様、その若さにしてはなかなかのマッスルだが、所詮は若造よ。そのような
  か細い腹筋で吾輩に勝てるものか!脆弱!脆弱ゥッ!貴様にはトレーニング量が足らぬ!皮
  膚の張りが足らぬ!雄の匂いが足らぬ!そして何より!プロテインが足らぬわ!!」
B05「筋肉とは!!愛でるものに非ず!ただひたすらに戦うために存在するものなり!……見せ
  てやろう、俺のマッスル!第2段階、パンプ・アァップ!!」
A06「な、何ィ!?さらに筋肉が肥大するだと!!」
B06「フゥゥゥゥ……。さあ、今こそ受けよ!マッスルビィィィィム!!」
(※SE:ビーム)
A07「ぐわああああ!」
mob4「ち、チャンピオンが負けた!?」「彼はいったい……」「何と無駄のない筋肉だ……」
A08「そ、そうか!貴様、その筋肉……狩りで鍛えたものだな?」
B07「そう、俺は北の森の猟師。この体は毎日鹿や猪を追いかけて鍛えたものだ。いわば生きた
  筋肉。貴様のような屋根の下でつくった見せかけの筋肉とは、根本から違うわ!」
A09「む、無念……」
B08「ふん、またひとつ悪は潰えた。しかし俺の戦いは全てのボディビルを倒すまで続く。さら
  ばだ!」
mob5『新チャンピオンばんざーい!マスター・オブ・アニキの旅路に栄光あれ!!』