※上記の広告は60日以上更新のないWIKIに表示されています。更新することで広告が下部へ移動します。

今日の明日


作者:弓腰 ◆T0nKzpy.VY



一幕
桜の木下
谷「お前の宝は…それなんだな」
錫川「うん、もう…もう少しでなくなっちゃうかもだけど…、それでも大切なかけがえのない宝」
永井「よかったな、宝…見つかって」
錫川「みんなも、なにか見つかった?」
谷「あぁ、お前のおかげでな、大切だということがわかったよ」
永井「俺もそう思うよ」
朝木「俺は…ずっと黙ってたんだけど…」
錫川「どうした、朝木」
朝木「俺の宝物は、ずっと昔からお前なんだよ、前からずっとお前のことが大好きだったんだよ」
錫川「お前ホモだったのかよ…こんなときに告白とか…死ぬにしねねぇじゃん」
永井「そういえば朝木、お前ゴスロリの服とか女装してたよな」
朝木「将来は錫川、お前と一緒にペンシルヴァニア城に住むのが夢だったんだよ」
錫川「そうか…その未来は遠慮しておく」
桜「そんなことよりさ、錫川より先に、俺の命が散っていく…」
錫川「あー、それは洒落になってない」
谷「でも…綺麗だな」
錫川「あぁ、俺もこの桜みたく、綺麗に散って静かに死にたいな」
朝木「そんなさみしいこというなよ」
錫川「んーじゃぁ寂しくないように、お前の腕の中で死んでやるよ、本望だろ」
朝木「そっそんなののぞまねぇよ!俺の夢は…」
錫川「泣くのは…俺が死んでからに…」
朝木「嘘だろおい…」


ニ幕
葬式後にて
桜「…結局、あいつの宝はあの短い3時間だったわけなんだよな」
谷「そうだよな、あの短い時間だけどかけがえのない時間だったってわけだ」
永井「病院にいれば、もしかするともう少し長く生きられたかもしれないのに」
谷「あぁ、おかげで俺達はこってりしぼられたけどな」
永井「間違ったことはやってないからいいんだよ」
朝木「間違ったことはやってないけど、みんな間違ってるよ」
桜「え?何が?」
朝木「みんなが朝だなーって感じるときは夜寝て、次の日の朝起きたときだろ」
永井「そういったらそうだろうな」
朝木「あいつは眠らず、そのまま24時を三時間過ぎただけで、実際は今日という日を生きていないんだ。つまりは27時今日の明日、を迎えただけで決して今日という日の明日、ではなかったんだよ」
谷「まてよ朝木、お前あいつの言葉を愚弄するのかよ、あいつのこと好きだったんだろうが」
朝木「だから、わかったんだよ、いいたいことが」
桜「どういうこと?」
朝木「結局、あいつは時間なんてどうでもよかったんだよ」
谷「じゃぁなんだよ、あいつの宝物って」
朝木「決まっているじゃん、それはもちろん…」




あとがき



まぁここまで書いたらわかってくれるとありがたいw
最後まで書くとなんか陳腐になりそうだからあえて伏せてあまり意味のなさそうな含みを入れてみた