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ROSA

A:シスターアレス。行儀見習い中のお嬢様
B:シスタービリア。若いシスター
C:シスターコーディリー。シスター見習い
D:シスターダイアナ。シスター見習い
E:シスターエレーネ。中堅のシスター
I:修道院(寺院)院長。


C01「ねえねえ、本当?」
D01「キャー、あたしどうしよう!」
(他、適当にキャッキャウフフな会話入れてもおk)

E01「あなた達、何を騒いでいるの?」
C02「シスターエレーネ」
D02「あっ、申し訳ありません」
E02「全く……女学生気分が抜けないようじゃ、先が思いやられるわね。
   いいですか、ここは神聖なる……」
I01「神聖なる小さな子羊のおわす場所ですね、シスターエレーネ」
E03「院長様」
C03「院長様!」
D03「院長様!」(三人重ねて)
I02「ああ、そのままで結構。
   しかし、まだ予定のうちだというのに、このにぎやかな子羊さんは、どこからウワサを聞きつけたのやら」
C04「では、院長様、本当なのでございますね!」
D04「聖薔薇十字会のご一行様がこの院に滞在なさると……」
E04「これ、なんてはしたない……!」
I03「人の口に戸は立てられませんね。……その通りです」
C05「キャーッ!」
D05「キャーッ!」(二人重ねて)
(他、適当にキャッキャ入れてもおk)

E05「これ!……まったく」
I04「ホホ……苦労かけますね、シスターエレーネ」


A01「シスター、シスタービリア!……あらっ、お庭にいらしたのね!」
B01「シスターアレス」
A02「お花にお水をあげていたの?こんなに寒いのに!」
B02「フフ……そうよ、花もとても寒がりなの。
   だから、日が上に昇る前にやってしまって、昼の日の光で乾くようにするのよ」
A03「そうなのね、お花も寒がりなの。アレスとおんなじだわ。
   シスタービリアは、いつもとても物知りよね。
   ふふっ、でも、今度のニュースは知らないでしょ?ね?」
B03「あら、何のニュースなの?シスターアレス」
A04「よかった、やっぱりアレスが一等に知ったんだわ。
   薔薇の騎士様にお会いできるっていうニュース!」
B04「薔薇の……ルイス=シュテファン郷?」
A05「ええそうよ!聖薔薇十字会、国の誉れ!遠征の中継ぎに、この寺院にお立ち寄りになられるんですって!」
B05「そう……」
A06「……シスタービリア、喜ばないの?」
B06「いいえ、光栄なことですけれど……少しびっくりして」
A07「わかるわ!騎士道ある方々とはいえ、殿方が何十人も足を踏み入れるんですものね。
   シスタービリアは穏やかなのが好きでしょう?きっと騒がしくなってしまうもの。
   今は使ってない離れ棟があるでしょ、そこに滞在されるそうよ。見に行ったりするなって釘を刺されたわ」
B07「誰に?」
A08「司教様」
B08「ターレス司教? シスターアレス、よくお話が聞けたわね」
A09「司教様は怖くないわよ、あんなのちょっとガンコなおじいちゃんじゃない。
   アレスの家庭教師の先生のほうがよっぽど怖かったわ!」
B09「……シスターアレスはすごいわね」
A10「違うわ、他のシスター達が引っ込みすぎるの!」
B10「ふふ……そうね、そうかも。
   でもシスターアレス、シスター達は、ここで長く寝食を、苦楽をともにするの、だから」
A11「輪を乱さず、和を尊ぶんでしょ。どーせアレスは中途半端だもん」
B11「そんなことないわ。私は、頑張り屋さんのシスターアレスが好きよ」
A12「アレスもシスタービリアが好き!だってお姉さまができたみたいだもの!
   でも本当に楽しみなの、シスタービリア。国の英雄はどんなお顔をしていらっしゃるかしら?
   お噂通り、勇壮でいらっしゃるのかしら。郷に付き従われる、聖名を冠された六勇士様はどんなお姿?
   ああシスタービリア、今夜は眠れそうにないわ!
   ずっと思い続けてたら、シュテファン郷が夢に出てこないかしら……」
B12「そうね……」


B13「院長様、お呼びと伺いました」
I05「そちらに。(すわりなさい)
   シスタービリア、噂は聞き及んだようですね」
B14「ええ。皆、浮き足立っています」
I06「あなた以外は、ですか。シスタービリア」
B15「……私は、迷い深い女です」
I07「憎しみを捨てられませんか」
B16「いいえ……あれは国のために正しかったことなのです。そう思わなくてはなりません。
   それにどうせ、私一人が申し立てをしましても、もう故郷には何も残っておりませんから」
I08「辛い事を背負わせますね」
B17「いいえ!私は院長様を母のように敬愛していますし、それはシスター達にも、司教様方も同じです。
   その、私の家族を守ってくださる国の誉れの方々に、私は……」
I09「いいのですよ、言葉にしなくていいのです。私はわかっていますよ、あなたは優しい人」
B18「院長様……」
I10「あなたにはもう、うち一番の問題児を背負わせていますからね。
   滞在の世話役から、あなたを外しても何ら疑問には思われないでしょう」
B19「問題児なんて……」
I11「ホホ……いけませんわね。
   では、ここで話した全ては、私とあなたの秘密ということにしていただけないかしら」
B20「……申し訳ございません」
I12「シスターアレスはどうです?」
B21「奉仕作業も、時間はかかりますけどきちんと行っています。
   神殿の装飾具の作業をした時などは、彼女の作を一番高く買っていただいて」
I13「まあ……」
B22「なんとか、私以外のシスターとも縁深くなればいいのですけれど」
I14「名家の方と、皆敬遠しているのでしょうかね」
B23「そうだと思います。とても良い方なのですけれど、時折、価値観の違いに驚くことがありますもの」
I15「よく橋渡しをしていただいていますね」
B24「いえ、私だけではなくて、シスターエレーネも……
   でも、新しく神(しん)学校から入られた子達で、手一杯のようで」
I16「苦労おかけしますね。
   ……規則が緩やかだからと、中流家庭のお姫様達の駆け込み寺になってしまっているのは、少々問題なのかしら。
B25「でも、こんな寺院もあっても面白いと思いますわ」
I17「ふふ……私もそう思いますよ」


D06「それでね、あたしの手からお水をお受け取りになってくださったの!お強い手だった。
   あたし心臓が止まるかと思ったわ……」
C06「それで?それで?」
E06「……ふぅん」
C07「シスターエレーネも興味がおありですか?」
E07「ば、馬鹿なことを言うんじゃありません。私がいつそんな……
   それよりあなたたち、おしゃべりにかまけて手が止まっていますよ!」
D07「もー、そんなこと言うなら教えてあげませんよーだ」
C08「えー!」
E08「だから興味なんてないと言っているでしょう!」
(他適当にキャッキャウフフ入れてもおk)


A13「……シスタービリア」
B26「シスターアレス、どうしたのそのお顔……泣いていらしたの?」
A14「ああ、顔……ううん、これはいいの」
B27「何があったの?」
A15「……シスタービリアは、シュテファン郷にお会いになった?」
B28「いいえ、だって私達はお世話を命じられていないじゃ……シスターアレス、まさか」
A16「お願い、怒らないでシスタービリア。もうたっぷり叱られてきた帰りなの。
   生垣から、そっと覗くだけのつもりだったの」
B29「まあ……誰かに気付かれなかった?」
A17「気付かれたわ。シュテファン郷が、ちょうど回廊を通られるところだったの。
   目があったの、それだけなのよ、なのに……」
B30「シスターアレス?」
A18「どうしようシスタービリア、胸が苦しいの、こんなの……こんなの、わからない。
   会う前だって、あんなにどきどきしたけれど、それとは違うの、ねえシスタービリア、怖い……!」
B31「落ち着いてシスターアレス。あなたは気持ちが高ぶっているのよ」
A19「どうしてそんなに落ち着いていられるの?
   そうよ、シスタービリアだって、きっとお目にかかれば……」
B32「やめて!!」
A20「ひっ」
B33「あ……あ、ごめんなさい。私……」
A21「ごめんなさい、シスタービリア、びっくりしちゃったのね!
   ごめんなさい、ごめんなさい!お願い、アレスを嫌いにならないで、シスター……」
B34「嫌いになんて……怒鳴ってごめんなさいね、シスターアレス」
A22「いいの。アレスも怖かったの……ごめんね」
B35「そんなに、どきどきするの?」
A23「するの……胸がはりさけそうで、痛い……とっても重くてつらくて、痛いの」
B36「シスターアレスはルイス=シュテファン郷に恋してるのね」
A24「そうなのかしら。わからないわ、恋ってもっと甘味なものだと思ってたのに……」
B37「そうね……それはきっと、刹那的な出会いだからじゃないかしら」
A25「どういうこと?」
B38「だって、この機を逃せば、もう…………」
A26「シスタービリア?」
B39「いいえ、ごめんなさい。国の英雄にお会いできるなんて、こんな機会でなければないじゃない。
   きっとシスターアレスの心もそれをわかっていて、それで、そんなに苦しんでいるんだわ」
A27「心ってすごいのね……アレスよりも頭がいいんだわ……」
B40「泣きたいの、シスターアレス」
A28「少し……ねえ、このまま胸を借りていてもいい?」
B41「ええ……」
A29「ありがとう……シスタービリアは、本当にお姉さまみたい。とっても、とっても優しいの」
B42「本当に……そうだったらいいのにね……」