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空虚


作者:変態 ◆9lpMgcDCvw


その眼に映る世界は……本当に美しいのかい?
その耳に聞こえる音は……本当に心地良いのかい?

そうして、君が面白いという其れは本当に面白いのかい?

私には、それがわからない。
なにも、どれも。
面白さも、退屈さも感じない。
ただ、怠惰だけがある。触れてしまえば、已める事すら面倒だ。
だからね――私は、本当は君の事をこれっぽっちも好きじゃないんだ。

それなら嫌いなのかって?
ううん、違う。好きの反対は嫌いじゃない。
無関心だ。そう、無関心。

私はね、君がどうなろうと知った事ではないんだよ。
今、此処で死のうと。外で野垂れ死のうと。
それは、私になんら影響を与えないんだよ。

――でもね、好い加減、君にも飽きた。

だから、私は少し動いてみようと思う。
何をするのかって? 簡単だよ。

お別れだ。
君と共にあった数ヶ月――まぁ、暇つぶしにはなったよ。
ありがとう。
そして。
さようなら。