作者:Elika


いづみ「先生」
雅樹「ん?」
いづみ「ここ」
雅樹「……ん」
いづみ「そか」
雅樹「やったろ?」
いづみ「うん」
雅樹「うん?」
いづみ「はい?」
雅樹「疑問形?」
いづみ「はい」
雅樹「んー……」
いづみ「先生」
雅樹「んぁ?」
いづみ「どう?」
雅樹「んーーーー……ん。おっけ」
いづみ「じゃあご褒美」
雅樹「ん────」
いづみ「んぅ────」
雅樹「ん!」
いづみ「もっとしてよ」
雅樹「バカ、学校だぞここ。何考えてんだよいづみ」
いづみ「ふふ。冗談。やっとしゃべった」
雅樹「ん?」
いづみ「ずっと『ん』しか言ってなかったから」
雅樹「眠いんだよ」
いづみ「そういえばそうだね。先生、眠いといつも『ん』しか言わない」
雅樹「そうか?」
いづみ「そうだよ」
雅樹「……終わったら帰るぞ」
いづみ「帰れ、じゃないんだね」
雅樹「方向同じだろ」
いづみ「家も同じでしょ?」
雅樹「…………ん」
いづみ「ん♪」
雅樹「真似すんな」
いづみ「ん~?」
雅樹「支度しろ。おいてくぞ」
いづみ「先生鍵忘れたでしょ」
雅樹「あ……」
いづみ「……帰ろ?先生」
雅樹「雅樹でいい」
いづみ「雅樹さん、帰ろ?」
雅樹「ん。」

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最終更新:2010年10月26日 10:56