作者:Elika
いつか、君がこの景色を思い出したときに
ボクが、片隅にでもいいからいられるように
君をとらえて離さないよ、ずっと、ずっと──……。
その怯えた表情、たまらないね。
逃げ道を探すその目も、絶望で満たしてあげたい。
最高に忘れられない思い出を、君に残してあげよう。
ああ、こんなにもいとおしいのに君は、どうしてボクを遠ざけるの?
どうしてボクから逃げようとするの?どうしてそんなに戸惑うの。
壊してあげるよ、なにもかも。
君がつまらないと言っていた日常を、くだらないと言っていた日常を。
だからお願い──ボクを、一人にしないで。
最終更新:2010年10月22日 07:25