作者:Elika


ただいま~、っつっても誰もいないんだけどねー。
あ~~~あ、おなかへったし♪とか、俺はスイーツ(笑)かよ!!

……やめよう、独り言はむなしいだけだ。
一人暮らしの醍醐味は独り言ではなくっ……これだ!パンツ一丁略してパンいち!
彼女と同棲とかしてるやつはかわいそうだよな~、っくぁ~この開放感!!
なんだか開放されすぎてのどが渇いてきやがったぜ!!
ぁ~~、っとぉ?冷蔵庫にはー……うわー、これ何日前のだよ。
捨てよ捨てよ……っといいつつももったいなくて捨てられないんだよなー。
うん、食べ物は粗末にしちゃだめだーって、ばっちゃがいってたしな!
……そうか。こうして俺は賞味期限の切れた牛乳を捨てられずにここまできたのか。
いいや、今日は、今日こそはおまえを捨ててやる!捨ててやるぞ!!

っとはいったものの、これこのまま排水溝に流したら激しいスメルにバッドコンディションなこと間違いなしだよなぁ……はてさてどうしたものか。
便所にでも捨てるか。
いやいやまてよ、たかが腐牛乳、されど腐牛乳だ。油断は禁物だろう。
念のためマスクをしておこうか。
マスクマスク~っとぉ……んっ、よし。
もしかしたら、便所の中の俺の尿成分となんらかの化学反応を起こして、なんらかの毒性の強いガスを発生させんとも限らんな……。
目には目を、歯には歯を、念には念を!!
ヘルメット、ヘルメットっと──よし、これでいいだろう。

(SE:ドアチャイムぴんぽーん)

あ、はーい!──って!!

タグ:

朗読
+ タグ編集
  • タグ:
  • 朗読

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2010年10月21日 21:23