作者:Elika


年下彼氏は邪気眼

陽介:邪気眼中二病高校生。普段は丁寧な口調だが、照れると邪気眼口調になる。
真由:陽介の彼女。多分大学生くらい。陽介が学校終わると車で迎えに(拉致しに)来る。


真由「ねー、いつになったらその意味のない包帯取るわけ?」
陽介「ふっ、邪気眼を持たぬ者にはわかるまい」
真由「またそれー?まぁ、いいけどさ。いつ洗濯してんの?」
陽介「俺の腕が鎮まった時、です」
真由「いつなんだろう……」
陽介「でもほら、洗い換えもありますから大丈夫なんですよ」
真由「その、邪気眼口調と普段の口調のギャップも、慣れればかわいらしいよね」
陽介「ぐっ……!鎮まれ……鎮まれ、俺の腕……!!」
真由「最初何者かと思ったけど、それって中二病に見せかけた照れ隠しだしね」
陽介「ダメだ……こんなところで力を解放するわけには……!!」
真由「あ、そういえば駅前に新しいクレープ屋さんできたんだけど、寄ってく?」
陽介「あ、はいっ!ぜひ!」
真由「じゃ、車まわすねー。……ほんと、男の子のクセに甘いの好きだよね」
陽介「うっ……こんな時にまで、しつこい奴等だ……っっ!」
真由「はいはい、今はお昼の3時半ですよー。あんたの学校終わってすぐ拉致したんだから」
陽介「真由さんはどうして、甘いものが苦手なのにクレープ屋さんとか知ってるんですか?」
真由「そりゃ、陽介が好きだからに決まってるでしょう」
陽介「っぐわ!……くそっ、また暴れだしやがった……」
真由「あーいやいや、そうじゃなくて。あんたが甘いもの好きだから、って意味ね」
陽介「あ……そう、ですよね。はぁ……」
真由「──そんな顔みせたら、キスしちゃうよ?」
陽介「が……あ……離れろ……っ!」
真由「今ちょうど信号待ちだし?」
陽介「死にたくなかったら早く俺から離れろ!!」
真由「あ、信号変わったー」
陽介「あ、変わっちゃいました……」
真由「……して、ほしかったの?」
陽介「……はい」
真由「…………素直さに免じて、クレープ屋さんついたらしてあげるから」
陽介「ふん、小うるさい奴等だ……失せな」
真由「あっははははははははは!かわいいなぁもう!」

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最終更新:2010年10月26日 10:54