作者:Elika


おツキアイ?

A:軽いノリ
B:クール



A「よーぉ、最近ときめいてるぅー?」
B「藪から棒になんだよいきなり!」
A「いやさー、俺さー、ときめいちゃってさー」
B「木の芽時だからな…桜の種が耳から脳に到達して頭ン中で8分咲きなんじゃねぇのか?」
A「ひっど!朝からひっど!!……でさー、今日さー、もうすんげーーーかわいい子と出くわしちゃってさー!!」
B「新学期早々食パンくわえた美少女と曲がり角で衝突でもしたか?」
A「そうそうその転校生が偶然隣の席でさーってどんだけベタベタ!?」
B「ノリツッコミかよ……あれだろ?あらかた電車の中でかわいい子でも見つけたー、とかなんだろ?」
A「うっわお前何、エスパー?!エスパーとかなわけ?!」
B「その子は黒髪ストレートで背中の真ん中辺りで、色白で、ちょっと節目がちで」
A「ちょ、おま、なんでわかんの?!」
B「周りとは明らかに空気が違ってて、か弱くてどことなーくはかないイメージなんだろ?」
A「そうそうそう!もうむっちゃ好み!モロ俺のストライクゾーン!!」
B「……だってよ」
A「ん?誰に言ってんの?なんか、微妙に俺から目線ずれてね?」
B「いるよ、その子。お前の後ろに。ちょっと照れてる」
A「え?!どこどこ?!」
B「電車からずーっとついてきたんだとさ」
A「は……?」
B「いいか?俺はエスパーじゃない、ただ幽霊が見えるだけだ」
A「な……え?どういう……?」
B「見えたってことは偶然波長があっちまったんだろうなー、こりゃ完璧にとり憑かれてるわ」
A「ちょ、ちょ!!な、おい!なんとかしてくれよ!追い払ってくれよ!!」
B「あー無理無理、俺見えるだけだし調伏とか無理だわ」
A「えええええええええ?!じゃ、じゃあどうすんだよこれ!!」
B「さーな。危害を加えるつもりはないみたいだから、試しにそのまま生活してみたらいんじゃね?常に憑きまとってるから気味悪いかもしらんがな」
A「うわあああああああ!!新学期早々なにこれーーーー!!!」
B「好みのタイプなんだろー?いっそつきあっちゃえよ、春なんだし」
A「春関係ねええええええええええええええ!!」

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最終更新:2010年10月25日 07:36