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タイトル:苛(いら)う時は傍に
書いた人:るー
一言:邪気眼



人には色々な欲がございます.
私にも物欲・食欲・睡眠欲に色欲と多々にございます
されども 私めは生粋の臆病者にございます
授かりしときは常々 亡う恐怖を考えまする
人には飽きがございます 人は絶えず貪欲にございます
その欲が何を基とするか それが分からねば恐ろしいのでございます

食欲は満たされれば失せます けれど周期をかけて毎日感じるものでございます
旨いもの やはり喰いとうございますが
されども日々 海千山千に至(いた)るまで 食べ尽くすなど とてもとても
全てを投げ打って 食だけで満たされることなどございませぬ

物欲は手に入れさえすれば 往々にして満たされるものでございます
けれど 物欲は短絡的なもの 祭りに似とうございます
辿り着くまでが いと楽し
辿り着けば 全てが無為になるものでございます
去ぬ先に 何ももっては行けぬのです
いつか全て 喪(うしな)うのです
絶えず努力しても 消えるものに如何 望み続けられましょう

睡眠欲は甘美なものでございます
されどもそのとき 私どもは生きてはおらぬのでございます
魂と肉の身体 どちらも私どもでございます
どちらも満たされなければ ならぬのでございます
けれども 魂は形のなきものにございます
肉の身体のように 自分だけで維持できぬものでございます