作者:名無し(id:wM7ukox1V0)


【声】


 言葉というものは弱い。
 人を傷つける事なんかは容易くても、そのくせ言葉なんかで人を救い出す事なんかは難しいからだ。
 何千何万とある言葉の中で、皆を救える魔法の言葉なんてものは存在しない。
 傷つけたく無くったって、人を傷つけてしまうかもしれない。
 世界なんて変えることは出来ないだろうし、それどころか誰か一人の心を変える事さえ難しいに違いない。


 やはり、僕らの言葉は無力なものかもしれない。
 それでも僕らは今日も言葉を紡ぐしかない。
 自分の思いを、誰かの思いをこの声に乗せて。
 だから、この声よ、どうかあなたに届け



【あとがき】
書いた自分でもなんだこれはと

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最終更新:2010年10月17日 09:16