作者:Elika
月明らかにして星稀なり、か。
月のない夜でも、街の灯が邪魔して見えてないじゃん、星。
あーあ、つまんないの。
柄じゃない、ってか?
こんな夜中に、屋根の上登ってまで星見るなんて。
もーちょっと田舎でも行けば、窓からでも満天の星空とか見れるんだろうけど。
ん……ぁーーあ、っとぉ。
痛てて、やっぱ屋根にゴロ寝は背中痛ぇや……。
──雲、出てねぇのな。
(ニャオーゥ)
よぉ、お前も星見に来たのか?
まぁ靴でも脱いで座れよって、靴は履いてねぇか、はは。
最近はよぉー、晴れてても新月でも、星なんて全然見えなくてってぐぶぉあ!
──ってぁーーー……この、っお前!!
鳩尾をピンポイントで踏むな!
(ニャーゴ)
っおい、そこどいてくれよ、空見えねぇだろうに。
だいたいなんですかーその、上から目線!座り込むな!
肺が圧迫されて、なんかちょっと、息苦しいし……。
あーーーーーー、お前の目、ビー球みたいなのな。
きーらきらしてんの。
街の灯反射して、なんか────星、みてぇ。
これも、口の悪い女性って設定ならいけるかな、かな?
書き分けがめんどくさいから男女どっちでも読めるように書くのですが
かえってめんどくさいというなまくらスパイラルw
猫の鳴き声は任意です。入れても入れなくてもいい、みたいな。
最終更新:2010年10月22日 07:25