天使と悪魔とからあげとたこ焼き - 声劇つくっちゃおうぜ

作者：Elika

A：ボケ　演技力若干必要　アップダウンが激しい。
B：ツッコミ　淡々と冷静に　演技力はそんなに必要ないかも。とにかく淡々と。

A「なぁ……」
B「ん？」
A「よくさ、『頭の中で、天使と悪魔が言い争いしてるッ！』とかいうけどさ」
B「ああ、理性と本能の戦いみたいなもんか」
A「そうそう、それ！俺の場合、なんか悪魔のほうが良心的なんだよ」
B「はぁ？！なんじゃそりゃ！？」
A「たとえば、おまえのそのからあげ！俺はそれが今とても食いたい！」
B「いや、おまえが食いたいならひとつくらいならやるけど……」
A「そうなんだ！俺の中の天使は『ひとつくらいならくれますよ』って微笑む！」
B「は、博愛主義なの……か？」
A「しかし悪魔はこうだ！『ケケッ、くれるわけねぇだろ、あきらめな！』こうだ！」
B「それは……ｗ」
A「ああもうなんなんだこの俺の中のツンデレ！」
B「ツンしか出てない気がするぞ？」
A「いや、ちゃんとデレもあるぞ」
B「あるのかよｗ」
A「ああ、『俺が買ってきてやるからそれでも食えよ』とか言う」
B「デレ……なのか？まぁ、デレか？」
A「だから俺はこれからからあげを買ってくる！」
B「結局自力調達すんのかよ。っていうか普通に買ってこれないのかお前は」
A「べっ、別におまえに寂しい思いさせないようにしたわけじゃ、ないんだからな！？」
B「勘違いしないから大丈夫だ、とっとと行ってこい」
A「くっ、静まれ！静まれ俺の中の悪魔ッ！今ここでツンデレは……っ！」
B「邪気眼かよ！！っていうかそろそろ昼休み終わるぞ」
A「のぁーーーーーー！！！やっぱそれ一個くれ！！」
B「最初から素直にそう言えよ、めんどくさいやつだな」
A「うぅっ、おまえやっぱ天使だよ！！」
B「……放課後たこ焼きおごれな」
A「むぐっ！……こ、この悪魔っっっっ！！」（一口かじった瞬間に言われた感じ）