「回りくどい男と天邪鬼な彼女」

テーマ:シリアスな男女掛け合い
今にも別れそうな冷めたカップル→途中からいい話系に→よりを戻す
A(男)、B(女)


A「俺達さぁ、もう終わりかな」

B「そうかもね」

A「へぇ…アッサリ納得しちゃうんだ」

B「なによ、何か言ってほしいの?」

A「別に、お前からそんなの今更期待してないし」

B「・・・あっそ」(期待してないってなによ・・・)


B「あんたっていつもそうよね。周りくどい手を使って、
  こっちの反応を見て…あんたはどうなのよ」

A「俺はただ、お前がいつも退屈そうにしてるなって。
  色々我慢して俺とつきあってくれているんじゃないかなって・・・」

B「あっそ。・・・だったらちゃんと聞きなさいよ。聞いてくれなきゃ答えられないじゃない。
  あたしはもうお人形に話しかけて遊んでいられるような歳じゃないんだから」

A「お人形…か……お前、小さい頃に親からお揃いで貰った人形…まだ持ってるか?」

B「…さあ。どこにやったのかしらね」(嘘よ。…まだ持ってる)

A「お前、俺の人形の右腕ちぎったよな」

B「ちっ、ちぎってない!
  止め具のボタンが、ちょうど私が持った時に取れちゃったんでしょ!」


B「あんたが大泣きするからこっちはいい迷惑だったわよ……」

A「でもその翌朝、人形の腕は直ってた。何でだろうな?」

B「知らない。お母さんが直してくれたんじゃないの?」

A「……。なあ、俺達に足りなかったのってお互いの素直さじゃないかな。
  俺はいつも回りくどくて、お前はいつも天邪鬼で…」

B「……。それじゃ、どうしろって言うのよ。
  今更直そうとしたって、もうずーっと、子供の頃からこうなんだから
  あんたも私も……」

A「わかってる。でも、もう直そうと思うんだ。本当は俺、
  これからもお前と一緒にいたいと思ってるし。
  だからこれを受け取って欲しい」スッと指輪を差し出す

B「これって」

A「ああ、お前が昔失くしたおもちゃの指輪だ」

B「あの時……知らないって言った癖に……」

A「人形をすり替えたこと、お前も黙ってただろ。おあいこだ。」

B「バカ…!!」エンダーーイヤァァァーーー