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勇者  「どうぐ、全部僕が持っちゃって悪いね」 魔法使い「べつに。私がどうぐを使わせるまで待っていると思ってます?」 勇者  「それもそうか」 魔法使い「それじゃ…」 勇者  「うん…」 勇者  『さよなら』 魔法使い『さよなら』  魔法、爆発音 勇者  「フランベルグ!」 魔法使い「レーヴァンティン!」 (武器呼び出し) 魔法使い「雷よ 我が名に答えよ トートブリンガー!」 勇者  「聖衣よ輝け ウリアスターレイ!」 (魔法詠唱) 王様「ど、どういうことなんじゃ、丘の向こうで、勇者様と魔法使い殿が戦っておられる……」 僧侶「近づいてはなりません! これは二人の戦いなのです」 魔法使い「切り裂け、ハークオブライディーン!」 勇者  「うおおおお!!」 魔法使い「はああああっ!!」  剣が交わされる音、魔法の爆発音 王様「凄い衝撃じゃ。それでいて美しくもある。さすが国の英雄と名高き二人……だが、なぜ争うておられるのか」 僧侶「わかりませんか……ほら、聞こえるでしょう。風に乗って、二人の声が――」 王様「おお――!」 魔法使い「10万ゴールドも新しい鎧に使って! 何考えているんですか!!」 勇者  「うるさい! 僕が稼いだ金を何に使おうと僕の自由だ!!      君こそ新しい魔法書にいくらつぎ込んだ!!」 魔法使い「言ってダメなら体でわからせるしかありませんね!!」 勇者  「それはこっちのセリフだ!!」 王様「夫婦……喧嘩か……」 僧侶「国最強と名高い勇者と魔法使い。誰にも、止められはしません……」 ナレ「恐るべき魔王をも打ち倒した、最強の勇者と魔法使い。    その激しい戦いは恒例行事として国に制定され、    王国の観光スポットのひとつとなるが……それは まだ 先のお話」
勇者  「どうぐ、全部僕が持っちゃって悪いね」 魔法使い「べつに。私がどうぐを使わせるまで待っていると思ってます?」 勇者  「それもそうか」 魔法使い「それじゃ…」 勇者  「うん…」 勇者  『さよなら』 魔法使い『さよなら』  魔法、爆発音 勇者  「フランベルグ!」 魔法使い「レーヴァンティン!」 (武器呼び出し) 魔法使い「雷よ 我が名に答えよ トートブリンガー!」 勇者  「聖衣よ輝け ウリアスターレイ!」 (魔法詠唱) 王様「ど、どういうことなんじゃ、丘の向こうで、勇者様と魔法使い殿が戦っておられる……」 僧侶「近づいてはなりません! これは二人の戦いなのです」 魔法使い「切り裂け、ハークオブライディーン!」 勇者  「うおおおお!!」 魔法使い「はああああっ!!」  剣が交わされる音、魔法の爆発音 王様「凄い衝撃じゃ。それでいて美しくもある。さすが国の英雄と名高き二人……だが、なぜ争うておられるのか」 僧侶「わかりませんか……ほら、聞こえるでしょう。風に乗って、二人の声が――」 王様「おお――!」 魔法使い”10万ゴールドも新しい鎧に使って! 何考えているんですか!!” 勇者  ”うるさい! 僕が稼いだ金を何に使おうと僕の自由だ!!”      君こそ新しい魔法書にいくらつぎ込んだ!!” 魔法使い”言ってダメなら体でわからせるしかありませんね!!” 勇者  ”それはこっちのセリフだ!!” 王様「夫婦……喧嘩か……」 僧侶「国最強と名高い勇者と魔法使い。誰にも、止められはしません……」 ナレ「恐るべき魔王をも打ち倒した、最強の勇者と魔法使い。    その激しい戦いは恒例行事として国に制定され、    王国の観光スポットのひとつとなるが……それは まだ 先のお話」 お題:名物 魔法使い 年間

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