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邪気眼的ななにか」(2010/10/17 (日) 14:05:31) の最新版変更点

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***邪気眼的ななにか 作者:どらいも◆5osweXTmkM 【キャスト】 ○篁 夏生 (たかむら なつお)主01~13 主人公。本人の人格とは別に7つの人格と、それぞれ7つの能力を持つ能力者。まだ覚醒していない。 ○タカムラ 氷雨 (たかむら ひさめ) 主14~22 水属性の力を持つ主人公の別人格の一人。冷淡な性格。 ○ミハエル・ヒュードリッヒ・イフテンシュタイン (男女どちらでも) 炎の加護を受けるドイツ人能力者。主人公の能力をおそれた”組織”が派遣した刺客。日本語上手 【内容】 登場人物それぞれ♂♀どちらでも可。主人公を♀がやる場合は、適宜台詞を読み替えてください。むしろ♀版聞いてみたい。 主人公の別人格は一人二役でやっても、それぞれ別のひとがやっても可 「邪気眼的ななにか」 [夜の繁華街。あえぎつつ走る主人公] 主01 「はぁ…はぁ…っぐっ…はぁ……はぁ……」 [なにかに躓き転倒する] 主02 「っつ……ぐはぁ……くっ…………ったく…なんなんだよ…いったい……。 つっ…痛てて……。見ず知らずのガイジンにイチャモンつけられるようなこと、何もしてねーぞって…っ痛って……」 [近づいてくる足音] 主03 「――はっ」 ミハエル01 「逃げ足だけは、一人前じゃないか」 主04 「ぐっ…な、何なんだ一体、てめぇは……」 ミハエル02 「ウサギ狩りは嫌いではないが、私もそろそろ飽きてきたな」 主05 「ちょ…冗談もいい加減にしろ。一体俺が何をしたってんだ!」 ミハエル03 「貴様に直接の恨みはないが、これも仕事だ。あきらめて大人しくあの世へ行くがいい」 [ナイフを引き抜くミハエル] 主06 「ぅはっ…こ、コイツ日本語通じてんのかよ?」 ミハエル04 「フッ…勿論通じてるさ……無駄なお喋りが嫌いなだけでね……。じゃあ、死んでもらうか」 [斬撃。砕けるアスファルト。かろうじてかわす主人公] 主07 「うぁっ! …ぐっ……はぁ、はぁ……。ま、まじかよ……」 ミハエル05 「この期(ご)に及んで、いまだ現(うつつ)の生に固執するか、タカムラナツオ。…哀れむべき者よ……」 主08 「っなっ、なんで俺のことを知って……」 ミハエル06 「仕事だからと言っただろう」 主09 「てめぇ、一体何者だ」 ミハエル07 「死にゆくものに名乗るほど虚しい事もないが、…よかろう、己の死の意味すら知らずに逝かせるのも心が痛む。 ――私は聖バムテスク教会に仕えし十二宮(じゅうにぐう)騎士団の一人、ミハエル・ヒュードリッヒ・イフテンシュタイン。 教会の命ににより、現世に仇(あだ)なす禍根(かこん)の目たりえる咎人(とがびと)を粛正すべく参上した」 主10 「言ってる意味が、全然わかんねぇよ……」 ミハエル08 「君はまだ力に目覚めてはいないようだが。……気づかんかね? 己の内に宿る悪しき力の源流に」 主11 「――力?」 ミハエル09 「我々は、君の秘めたその力を畏れているんだよ。その力はこの世界に対して、いや、この次元にとって忌むべき存在。 (強い口調で)されば! 討つは我が使命!!」 [巻き起こる強風] 主12 「っなっ!! ――うっ――ぐぁっ!!」 ミハエル10 [以下呪文詠唱。上産業はブツブツ唱えて、最後の一行は叫ぶなり淡々と唱えるなりお好きに] 「いにしえより天地(あめつち)の間(はざま)に封じられし火焔の王…… その息は天を焦がす煉獄の炎…… その声は大地を焼き尽くす灼熱の波…… 万物を討滅するつるぎとなりて我が手にその身を顕現せよ…… 受けてみよ…ディアボリックフレア!!!」 主13 「っぅわぁぁぁぁぁぁああ!!!」 [大爆発。轟音。その後やがて収まっていく] ミハエル11 「フフッ……。少々派手にやりすぎたようだ。我が火焔の津波で骨まで蒸発したか……」 [踵を返して歩き去ろうとするミハエル] 主14 「――イフテンシュタインとか言いましたよね」 ミハエル12 「――むっ」 主15 「相手を確実に仕留めたことを確認もせず、そう急いで帰ることも無いのでは?」 ミハエル13 「貴様っ――!? ん?……貴様タカムラナツオではないな……?」 主16 「ええ……。彼には少しだけ休んでもらっています。――はじめまして。私はタカムラ氷雨。」 ミハエル14 「くっ…不覚にも今の魔力で覚醒させてしまったか……」 主17 「ええ。私も今起きたばかりで状況が読めないのですが、貴方の放つその殺気だけである程度の現状は理解できます。 貴方には悪いのですが、あいにく私はまだ消えるわけにはいきませんので」 ミハエル15 「ならば、消し炭になるまで焼き尽くすのみ!! 食らえ!! ディアボリックフレア!!!」 [大音響。突如氷の張る音。収束。] ミハエル16 「――なっっ!! 私の炎が!?」 主18 「ふふっ――。この力も意外に使えるものですね」 ミハエル17 「くっ!? ――よりによって水の加護を受けた能力者とは!! ここは分が悪い…一度退くか」 主19 「そう急がずとも……可能でしたら、もう少しだけ私の相手をしてはもらえませんか?」 [とどろく轟音] ミハエル18 「なはっ――!? こ…、これが奴の秘める力…なのか……」 主20 「実に、面白い力です……」 [パリパリと電気が流れる音] ミハエル19 「なっ!? なにをするつもりだ?」 主21 「水分子を急速に運動させるとプラズマが発生するんです。電子レンジの逆ですね。 勿論自然界では起こりませんし、もしそんなことがあっても個々のエネルギー量は軽微なものです しかし、こうやってスチーム状にした水を高温高圧下で瞬間的な運動量を上げてやれば……」 [パリパリと電気が流れる音が更に増す] ミハエル20 「でっ、出鱈目なっ!! こんなこと黒魔術でさえ……」 [爆発音] ミハエル21 「ぅぁぁああああああああ!!!」 [やがてあたりに静寂が戻る。鳴り響くパトカーのサイレン] 主22 「――っふぅ、…に、逃がしてしまったよう、ですね……。 わ、私も…すこし、…疲れました。 また、少しの間…、眠らせてください」 [その場にどさりと崩れ落ちる] 【コメント】 出展・作者の黒歴史的メモより台本に書き直し
***邪気眼的ななにか 作者:どらいも◆5osweXTmkM 【キャスト】 ○篁 夏生 (たかむら なつお)主01~13 主人公。本人の人格とは別に7つの人格と、それぞれ7つの能力を持つ能力者。まだ覚醒していない。 ○タカムラ 氷雨 (たかむら ひさめ) 主14~22 水属性の力を持つ主人公の別人格の一人。冷淡な性格。 ○ミハエル・ヒュードリッヒ・イフテンシュタイン (男女どちらでも) 炎の加護を受けるドイツ人能力者。主人公の能力をおそれた”組織”が派遣した刺客。日本語上手 【内容】 登場人物それぞれ♂♀どちらでも可。主人公を♀がやる場合は、適宜台詞を読み替えてください。むしろ♀版聞いてみたい。 主人公の別人格は一人二役でやっても、それぞれ別のひとがやっても可 「邪気眼的ななにか」 [夜の繁華街。あえぎつつ走る主人公] 主01 「はぁ…はぁ…っぐっ…はぁ……はぁ……」 [なにかに躓き転倒する] 主02 「っつ……ぐはぁ……くっ…………ったく…なんなんだよ…いったい……。 つっ…痛てて……。見ず知らずのガイジンにイチャモンつけられるようなこと、何もしてねーぞって…っ痛って……」 [近づいてくる足音] 主03 「――はっ」 ミハエル01 「逃げ足だけは、一人前じゃないか」 主04 「ぐっ…な、何なんだ一体、てめぇは……」 ミハエル02 「ウサギ狩りは嫌いではないが、私もそろそろ飽きてきたな」 主05 「ちょ…冗談もいい加減にしろ。一体俺が何をしたってんだ!」 ミハエル03 「貴様に直接の恨みはないが、これも仕事だ。あきらめて大人しくあの世へ行くがいい」 [ナイフを引き抜くミハエル] 主06 「ぅはっ…こ、コイツ日本語通じてんのかよ?」 ミハエル04 「フッ…勿論通じてるさ……無駄なお喋りが嫌いなだけでね……。じゃあ、死んでもらうか」 [斬撃。砕けるアスファルト。かろうじてかわす主人公] 主07 「うぁっ! …ぐっ……はぁ、はぁ……。ま、まじかよ……」 ミハエル05 「この期(ご)に及んで、いまだ現(うつつ)の生に固執するか、タカムラナツオ。…哀れむべき者よ……」 主08 「っなっ、なんで俺のことを知って……」 ミハエル06 「仕事だからと言っただろう」 主09 「てめぇ、一体何者だ」 ミハエル07 「死にゆくものに名乗るほど虚しい事もないが、…よかろう、己の死の意味すら知らずに逝かせるのも心が痛む。 ――私は聖バムテスク教会に仕えし十二宮(じゅうにぐう)騎士団の一人、ミハエル・ヒュードリッヒ・イフテンシュタイン。 教会の命ににより、現世に仇(あだ)なす禍根(かこん)の目たりえる咎人(とがびと)を粛正すべく参上した」 主10 「言ってる意味が、全然わかんねぇよ……」 ミハエル08 「君はまだ力に目覚めてはいないようだが。……気づかんかね? 己の内に宿る悪しき力の源流に」 主11 「――力?」 ミハエル09 「我々は、君の秘めたその力を畏れているんだよ。その力はこの世界に対して、いや、この次元にとって忌むべき存在。 (強い口調で)されば! 討つは我が使命!!」 [巻き起こる強風] 主12 「っなっ!! ――うっ――ぐぁっ!!」 ミハエル10 [以下呪文詠唱。上産業はブツブツ唱えて、最後の一行は叫ぶなり淡々と唱えるなりお好きに] 「いにしえより天地(あめつち)の間(はざま)に封じられし火焔の王…… その息は天を焦がす煉獄の炎…… その声は大地を焼き尽くす灼熱の波…… 万物を討滅するつるぎとなりて我が手にその身を顕現せよ…… 受けてみよ…ディアボリックフレア!!!」 主13 「っぅわぁぁぁぁぁぁああ!!!」 [大爆発。轟音。その後やがて収まっていく] ミハエル11 「フフッ……。少々派手にやりすぎたようだ。我が火焔の津波で骨まで蒸発したか……」 [踵を返して歩き去ろうとするミハエル] 主14 「――イフテンシュタインとか言いましたよね」 ミハエル12 「――むっ」 主15 「相手を確実に仕留めたことを確認もせず、そう急いで帰ることも無いのでは?」 ミハエル13 「貴様っ――!? ん?……貴様タカムラナツオではないな……?」 主16 「ええ……。彼には少しだけ休んでもらっています。――はじめまして。私はタカムラ氷雨。」 ミハエル14 「くっ…不覚にも今の魔力で覚醒させてしまったか……」 主17 「ええ。私も今起きたばかりで状況が読めないのですが、貴方の放つその殺気だけである程度の現状は理解できます。 貴方には悪いのですが、あいにく私はまだ消えるわけにはいきませんので」 ミハエル15 「ならば、消し炭になるまで焼き尽くすのみ!! 食らえ!! ディアボリックフレア!!!」 [大音響。突如氷の張る音。収束。] ミハエル16 「――なっっ!! 私の炎が!?」 主18 「ふふっ――。この力も意外に使えるものですね」 ミハエル17 「くっ!? ――よりによって水の加護を受けた能力者とは!! ここは分が悪い…一度退くか」 主19 「そう急がずとも……可能でしたら、もう少しだけ私の相手をしてはもらえませんか?」 [とどろく轟音] ミハエル18 「なはっ――!? こ…、これが奴の秘める力…なのか……」 主20 「実に、面白い力です……」 [パリパリと電気が流れる音] ミハエル19 「なっ!? なにをするつもりだ?」 主21 「水分子を急速に運動させるとプラズマが発生するんです。電子レンジの逆ですね。 勿論自然界では起こりませんし、もしそんなことがあっても個々のエネルギー量は軽微なものです しかし、こうやってスチーム状にした水を高温高圧下で瞬間的な運動量を上げてやれば……」 [パリパリと電気が流れる音が更に増す] ミハエル20 「でっ、出鱈目なっ!! こんなこと黒魔術でさえ……」 [爆発音] ミハエル21 「ぅぁぁああああああああ!!!」 [やがてあたりに静寂が戻る。鳴り響くパトカーのサイレン] 主22 「――っふぅ、…に、逃がしてしまったよう、ですね……。 わ、私も…すこし、…疲れました。 また、少しの間…、眠らせてください」 [その場にどさりと崩れ落ちる] 【コメント】 出展・作者の黒歴史的メモより台本に書き直し

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