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神無月の城にて」(2010/10/21 (木) 13:34:54) の最新版変更点

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神無月の城にて S:サキュバス(Succubus) 魔物 M:マリア(Marie) 銃装備の司祭 L:リズ(Louise) マリアの従者 ※バストサイズの順列とは関係……心の自由です S01『さあ、お嬢様方。鬼ごっこをはじめましょう』 M01「リズ、早く!!」 L01「ま……待ってください、マリア様ぁ……!! も、もう少し、ゆっくり……」 M02「我慢してちょうだい。今だけは、僧兵並のスピードで急いでいただかないと」 L02「そんなぁー……きゃあっ!!」(足をとられ転倒) M03「リズ!」 L03「い、いたた……ひっ!? な、なに、これ!?」 M04「リズ、抜けられる?」 L04「いっ、いたい、いたい!! む、無理です……」 M05「金属製の罠を使用できる……やはり、ずいぶんと位の高い魔物なのですね……」 L05「マ、マリアさまぁ……」 M06「あらっ 失念していました。今お助けしますからね」 L06「うぅ~……いつもながらヒドイですぅ……」 M07「こう、杓杖をあてて、緩めれば……リズ、抜けますか?」 L07「っ、いたっ、痛いっ!!」 M08「っ! これは、金属じゃ、ない? 形状が……」 S02「その通り。ミスリル銀ですよ、司祭様」 L08「ひっ!」 M09「現れたか……サキュバス!!」 S03「ご存知とは。秀悦至極に存じます、司祭様。    そして、置き土産、しかと受け取らせていただきました。既に時限装置は解除いたしましたので、ごゆっくり」 L09「あっ! せっかく居ないうちに仕掛けたのにー……」 S04「さて、どうしましょう?」 M10「魔の物め……寺院一同の恨み、この手でじきじきに晴らしてくれよう!」 S05「ああ、あの男どものこと。寺男というのはあんなにも飢えたるものなのですかね。    淫魔家業をはじめ、こうまですんなりとお送りできたものははじめてでして。    わたくしも少々戸惑いを隠せないものでしたが……ふふ、覚えておりますよ、すべて」 M11「黙れ。司教様以下皆々の心根、生き残りである我ら二人が討ってやる!!」 L10「二人って……やっぱり、リズも入ってるんですねぇー……うぅー」 S06「面白い。こちらも存じ上げておりますよ、至上のエクソシスト・マリア殿。いいえ、マリア女史。    こちら側は、仲間意識は存在せぬとしても……同輩を無に消されたこと、あまり快くは思っておりませんでしたもので。    いいでしょう、弔い合戦もまた、面白い!」(魔法発動) L11「きゃあ!」 M12「貴女は伏せていなさい、リズ!!」  (SE:銃声) S07「鉛の弾。吸血鬼相手にはベストな武器ですが、少々旧式が過ぎませんか?」 M13「っ、速い……!!」 L12「よ、避けられちゃいますよー!」 S08「フフ――なにっ!?」(銃ヒット) M14「ふっ……」 S09「ぐっ、う……弾道が、曲がった……?」 L13「へっへーんだ! だーまされた! マリア様の十八番、”超精密命中率100パーセント銃弾”の威力をごろうじろーっ!!」 M15「勝手に妙なネーミングをつけられても困るのですけれど……」 S10「……なるほど。”妖精の銃”か。古式も古式……よくぞその年で使いこなせるものです」 L14「って……あ、あんまり効いてない……? あれー?」 M16「鉄を体内で浄化している……強靭な肉体をお持ちのようね」 L15「体内で浄化って、弾をですかぁ!? どうやって!」 M17「さあ……もう少し弱っていただかないと、対策も決められません……ねっ!!」 S11「二度三度と同じ手が!!」 M18「っ……」  (マリア後ずさりランナウェイ) L16「えっ……マ、マリア様ぁーー!? ど、どこにーー!!」 S12「一旦引いて逃げるか……ふふ、網にかかったネズミが、どこへ逃げるというのです……?」 L17「リ、リズはどうしたらぁー……」 S13「うーん……ここは残した人質を捕らえて脅迫するのがセオリーですが。    先ほどから行動を見ていると、貴女はどうも人質の価値がなさそうなのですよね……」 L18「ええーーっ、そんなぁーー!! あ、ありますよぉーー!!    た、助けてぇーーマリア様ぁーーーー!!」  (SE:銃声) L19「きゃああああっ!!」 S14「人質が重荷になるので銃殺。なるほど、これもセオリーですね」 L20「マ、マリア様ぁぁー……」 S15「始末するには惜しい肉体ですし……ま、一応動けないようにはしておきましょう」 L21「えっ……きゃああああっ!! い、いや、これ気持ち悪い! なんで手までー!! 動けないーー!!」 S16「さて。子うさぎさんを捕まえに参りましょう」 S17「司祭様……どちらへ行かれたのです? こちらは突き当たり、それも小さな礼拝堂……    貴女からすれば、仕留めるのにふさわしい舞台かもしれませんが……逃げ場はありませんよ。    ――ふむ。むやみに探すよりも、出てきていただきましょう。    知っていますか、夢魔というのは、淫猥な夢を見せるだけではないのですよ。    むしろ、その魂を掬いとりやすくするために、淫夢を見させるのでありまして……    そう。人によってその淫猥さの種類も判別しなくてはならない。    ならば、夢魔は知らなければならないのです。その人物の一番の……弱点を!!」 M19「……っ!?」 S18「一番の悪夢を……ご覧いただきましょう」 M20「うっ……くぅ……っ!!」 S19「おや、そこにいらっしゃいましたか……」 M21「魔の、者め……!!」 S20「夢からお逃げになられますか? 鬼ごっこですね」 M22「っ……う、ああああっ……!!」 S21「耳をふさいでも……悪夢はあなたを追いかけてきますよ……」 M23「ならば……先に!!」 S22「好戦的ですね……わたくしも防戦しながら夢を見せるのはつらいですが」 M24「い……ぐ、あああああああ!!!!!」 S23「貴女も、討ってでながら抗うのは辛いでしょうね」 M25「ひっ……ひ……」 S24「……だいぶ、お苦しみのようですね。    ならば、すぐにでも気が狂うように、死のほうが安寧をえられるほどの悪夢を!!!」 M26「っ、ああああああーーーー!!」 S25「悲鳴すら……美しい」 M27「……はっ、はぁっ……っぐ……」 S26「ふふっ、よき匂いがする……司祭ともなれば、末香臭い香りを身につけられて、興ざめなのですが    ……死の直前の人の香りは心地よい……たまりませんね……」 M28「なら、ば……存分に嗅げ……!!!!」 S27「っ、ううっ!? こ……これは……!!」 M29「はっ、はっ、はぁー……末香臭い香りと思ったなら……なぜ、気づかない……?」 S28「この匂い、香木……いや、聖木か……!!」 M30「夢魔のくせに……いえ、だからこそ、麻薬は初体験、でしょう……?」 S29「くそ、こんなものっ……貴女も無事では済みませんよ……」 M31「毎朝、毎夜、礼拝のたびに嗅がされれば……耐性もつきます……」 S30「くっ……!! 一度、外に……」 L22「ひっ! も、戻ってきたぁーー! ま、まさか……マリア様……!!」 S31「はっ、はぁ、はぁ……」 L23「あ、あれ……なんだか様子が……」 M32「鬼ごっこ、なら……つかまったら……交代……でしょ……?」 S31「くっ……」 L24「マッ、マリアさまぁーー!! リ、リズは信じておりましたぁぁーー!!」 M33「伏せていなさい!! これで、終わり……!!」(銃連射) S32「ぐっ!! ふ、ふふ……なるほど、なるほど。知己に長けた如才だ……噂以上でありました、司祭様……」  (SE:銃構え) S33「ふ……懺悔を挟む隙間も許してくださらないのですね……なら一つだけ……    貴女方お二人は、女人禁制の寺院にて、どうして存在しているのです?    わたくしの考えが間違っていないのであれば……貴女様の引き金で、鉛弾を撃ち込んだその後に……    いっぺんだけでも、聖詩を……わたくしに、読んでくださりませ……」  (SE:銃声) M34「ふー……」 L25「あっ! は、外れた……外れましたぁー!」 M35「宿主が無くなったからでしょう。この城も……危ないかもしれません。リズ、今度こそ急いで!」 L26「はいっ! あ、あの、でも……」 M36「リズ。私たちは神童として、寺院の皆様方にかわいがっていただき、お世話をずっとしてまいりました。相違ありませんね?」 L27「は……はい」 M37「魔の物を討ったなれば、他の……男女が同格である寺院に救いを求めることもできます」 L28「マリア様……」 M38「行きましょう。……長居をしては、どこでどんな噂が立つか知れません」 L29『ですが、マリア様。リズは知っております。    ……最後のあの瞬間、撃鉄にかかった貴女の指が、ひどく震えていたことを』 お題:18禁・バトル・香水
神無月の城にて S:サキュバス(Succubus) 魔物 M:マリア(Marie) 銃装備の司祭 L:リズ(Louise) マリアの従者 ※バストサイズとは関係……心の自由です S01『さあ、お嬢様方。鬼ごっこをはじめましょう』 M01「リズ、早く!!」 L01「ま……待ってください、マリア様ぁ……!! も、もう少し、ゆっくり……」 M02「我慢してちょうだい。今だけは、僧兵並のスピードで急いでいただかないと」 L02「そんなぁー……きゃあっ!!」(足をとられ転倒) M03「リズ!」 L03「い、いたた……ひっ!? な、なに、これ!?」 M04「リズ、抜けられる?」 L04「いっ、いたい、いたい!! む、無理です……」 M05「金属製の罠を使用できる……やはり、ずいぶんと位の高い魔物なのですね……」 L05「マ、マリアさまぁ……」 M06「あらっ 失念していました。今お助けしますからね」 L06「うぅ~……いつもながらヒドイですぅ……」 M07「こう、杓杖をあてて、緩めれば……リズ、抜けますか?」 L07「っ、いたっ、痛いっ!!」 M08「っ! これは、金属じゃ、ない? 形状が……」 S02「その通り。ミスリル銀ですよ、司祭様」 L08「ひっ!」 M09「現れたか……サキュバス!!」 S03「ご存知とは。秀悦至極に存じます、司祭様。    そして、置き土産、しかと受け取らせていただきました。既に時限装置は解除いたしましたので、ごゆっくり」 L09「あっ! せっかく居ないうちに仕掛けたのにー……」 S04「さて、どうしましょう?」 M10「魔の物め……寺院一同の恨み、この手でじきじきに晴らしてくれよう!」 S05「ああ、あの男どものこと。寺男というのはあんなにも飢えたるものなのですかね。    淫魔家業をはじめ、こうまですんなりとお送りできたものははじめてでして。    わたくしも少々戸惑いを隠せないものでしたが……ふふ、覚えておりますよ、すべて」 M11「黙れ。司教様以下皆々の心根、生き残りである我ら二人が討ってやる!!」 L10「二人って……やっぱり、リズも入ってるんですねぇー……うぅー」 S06「面白い。こちらも存じ上げておりますよ、至上のエクソシスト・マリア殿。いいえ、マリア女史。    こちら側は、仲間意識は存在せぬとしても……同輩を無に消されたこと、あまり快くは思っておりませんでしたもので。    いいでしょう、弔い合戦もまた、面白い!」(魔法発動) L11「きゃあ!」 M12「貴女は伏せていなさい、リズ!!」  (SE:銃声) S07「鉛の弾。吸血鬼相手にはベストな武器ですが、少々旧式が過ぎませんか?」 M13「っ、速い……!!」 L12「よ、避けられちゃいますよー!」 S08「フフ――なにっ!?」(銃ヒット) M14「ふっ……」 S09「ぐっ、う……弾道が、曲がった……?」 L13「へっへーんだ! だーまされた! マリア様の十八番、”超精密命中率100パーセント銃弾”の威力をごろうじろーっ!!」 M15「勝手に妙なネーミングをつけられても困るのですけれど……」 S10「……なるほど。”妖精の銃”か。古式も古式……よくぞその年で使いこなせるものです」 L14「って……あ、あんまり効いてない……? あれー?」 M16「鉄を体内で浄化している……強靭な肉体をお持ちのようね」 L15「体内で浄化って、弾をですかぁ!? どうやって!」 M17「さあ……もう少し弱っていただかないと、対策も決められません……ねっ!!」 S11「二度三度と同じ手が!!」 M18「っ……」  (マリア後ずさりランナウェイ) L16「えっ……マ、マリア様ぁーー!? ど、どこにーー!!」 S12「一旦引いて逃げるか……ふふ、網にかかったネズミが、どこへ逃げるというのです……?」 L17「リ、リズはどうしたらぁー……」 S13「うーん……ここは残した人質を捕らえて脅迫するのがセオリーですが。    先ほどから行動を見ていると、貴女はどうも人質の価値がなさそうなのですよね……」 L18「ええーーっ、そんなぁーー!! あ、ありますよぉーー!!    た、助けてぇーーマリア様ぁーーーー!!」  (SE:銃声) L19「きゃああああっ!!」 S14「人質が重荷になるので銃殺。なるほど、これもセオリーですね」 L20「マ、マリア様ぁぁー……」 S15「始末するには惜しい肉体ですし……ま、一応動けないようにはしておきましょう」 L21「えっ……きゃああああっ!! い、いや、これ気持ち悪い! なんで手までー!! 動けないーー!!」 S16「さて。子うさぎさんを捕まえに参りましょう」 S17「司祭様……どちらへ行かれたのです? こちらは突き当たり、それも小さな礼拝堂……    貴女からすれば、仕留めるのにふさわしい舞台かもしれませんが……逃げ場はありませんよ。    ――ふむ。むやみに探すよりも、出てきていただきましょう。    知っていますか、夢魔というのは、淫猥な夢を見せるだけではないのですよ。    むしろ、その魂を掬いとりやすくするために、淫夢を見させるのでありまして……    そう。人によってその淫猥さの種類も判別しなくてはならない。    ならば、夢魔は知らなければならないのです。その人物の一番の……弱点を!!」 M19「……っ!?」 S18「一番の悪夢を……ご覧いただきましょう」 M20「うっ……くぅ……っ!!」 S19「おや、そこにいらっしゃいましたか……」 M21「魔の、者め……!!」 S20「夢からお逃げになられますか? 鬼ごっこですね」 M22「っ……う、ああああっ……!!」 S21「耳をふさいでも……悪夢はあなたを追いかけてきますよ……」 M23「ならば……先に!!」 S22「好戦的ですね……わたくしも防戦しながら夢を見せるのはつらいですが」 M24「い……ぐ、あああああああ!!!!!」 S23「貴女も、討ってでながら抗うのは辛いでしょうね」 M25「ひっ……ひ……」 S24「……だいぶ、お苦しみのようですね。    ならば、すぐにでも気が狂うように、死のほうが安寧をえられるほどの悪夢を!!!」 M26「っ、ああああああーーーー!!」 S25「悲鳴すら……美しい」 M27「……はっ、はぁっ……っぐ……」 S26「ふふっ、よき匂いがする……司祭ともなれば、末香臭い香りを身につけられて、興ざめなのですが    ……死の直前の人の香りは心地よい……たまりませんね……」 M28「なら、ば……存分に嗅げ……!!!!」 S27「っ、ううっ!? こ……これは……!!」 M29「はっ、はっ、はぁー……末香臭い香りと思ったなら……なぜ、気づかない……?」 S28「この匂い、香木……いや、聖木か……!!」 M30「夢魔のくせに……いえ、だからこそ、麻薬は初体験、でしょう……?」 S29「くそ、こんなものっ……貴女も無事では済みませんよ……」 M31「毎朝、毎夜、礼拝のたびに嗅がされれば……耐性もつきます……」 S30「くっ……!! 一度、外に……」 L22「ひっ! も、戻ってきたぁーー! ま、まさか……マリア様……!!」 S31「はっ、はぁ、はぁ……」 L23「あ、あれ……なんだか様子が……」 M32「鬼ごっこ、なら……つかまったら……交代……でしょ……?」 S31「くっ……」 L24「マッ、マリアさまぁーー!! リ、リズは信じておりましたぁぁーー!!」 M33「伏せていなさい!! これで、終わり……!!」(銃連射) S32「ぐっ!! ふ、ふふ……なるほど、なるほど。知己に長けた如才だ……噂以上でありました、司祭様……」  (SE:銃構え) S33「ふ……懺悔を挟む隙間も許してくださらないのですね……なら一つだけ……    貴女方お二人は、女人禁制の寺院にて、どうして存在しているのです?    わたくしの考えが間違っていないのであれば……貴女様の引き金で、鉛弾を撃ち込んだその後に……    いっぺんだけでも、聖詩を……わたくしに、読んでくださりませ……」  (SE:銃声) M34「ふー……」 L25「あっ! は、外れた……外れましたぁー!」 M35「宿主が無くなったからでしょう。この城も……危ないかもしれません。リズ、今度こそ急いで!」 L26「はいっ! あ、あの、でも……」 M36「リズ。私たちは神童として、寺院の皆様方にかわいがっていただき、お世話をずっとしてまいりました。相違ありませんね?」 L27「は……はい」 M37「魔の物を討ったなれば、他の……男女が同格である寺院に救いを求めることもできます」 L28「マリア様……」 M38「行きましょう。……長居をしては、どこでどんな噂が立つか知れません」 L29『ですが、マリア様。リズは知っております。    ……最後のあの瞬間、撃鉄にかかった貴女の指が、ひどく震えていたことを』 お題:18禁・バトル・香水

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