作者:Elika 生徒「先生ー」 先生「なんだ生徒」 生徒「いや俺生徒って名前じゃないっすよ?!」 先生「ならば私も先生などという名前ではないっ!」 生徒「なにその屁理屈!?」 先生「ふっ、屁理屈はどっちだね?ん?」(イヤミインテリ風) 生徒「うわなんかすっげムカつく!」 先生「コラコラ、先生に向かってムカつく、はないだろう?タカシ」(諭すように) 生徒「いやタカシでもありませんって!」 先生「おまえはワガママなヤツだな。まったく…ほら、聞いてやるよ」(大人の余裕で) 生徒「な、何をですか」 先生「名前だよ、な・ま・え。教えてくれたっていーじゃない?」(軽いノリで) 生徒「ナンパかよ!っていうか妙に馴れ馴れしい!」 先生「俺とお前の仲じゃねぇかよ、水くさいやつだなぁ」(親友に向かって) 生徒「急にクラスメート面?!」 先生「先生なぁ、おまえに言っときたいことがひとつ、あるんだ」(熱意を秘めて) 生徒「今度は教師面?!っていうかもともと教師だったんだっけ、この人」 先生「人という字は!人と人が支えあってできているんだ!」(迫真の演技でとことん青春くさく) 生徒「うわすっげ使い古されたネタ!しかも脈略ないし!」 先生「だからおまえも、誰かを支えるんだ!!おまえにならできる!」(アツく説得) 生徒「さらに熱演?!」 先生「というわけで、この実験器具、洗っといてくれ」(さらっとドライに) 生徒「結局それ?!オチはそれなの?!」 先生「はっはっは、そういうことだよ明智君!」(ズヴァリ!正解だよ!的に) 生徒「っていうか先生、忘れてません?」 先生「ん?なにをだ?」 生徒「俺、先生に呼び出されたんですけど」 先生「ああ、この実験器具の後片付けを頼もうと思ってだな」 生徒「だったら最初っからそう言えーーーーーーーー!!!!!」